2017年08月09日

コンドリート(Condorito)チリの漫画・アニメーション

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11397289260.html
2012年11月7日

《転載開始》

Condorito(チリ).jpg

・原作
レネ・リオス・ボエティヘール(ペポ)(René Ríos Boettiger)

・制作会社
グラ・フィルム(Grafilms)

・放送局
13チャンネル
(チリ・カトリック大学放送局)
Canal 13
(Corporación de Televisión de la Universidad Católica de Chile)
スペイン国営放送局
Televisión Española

【資料】
Condorito ( 1949 - )
René Rios Boettiger (1911-2000)
Cortos animados de Condorito de los 80 | Condorito en Sofoca
Condorito(historieta) - Wikipedia, Español

http://www.youtube.com/watch?v=bn3xOZVC52I


2年程前、ラテンアメリカのアニメーションを
色々ネット上で物色していたのですが、
その時に見つけた、チリの人気漫画・アニメ。
しかし、当時既に日本語で紹介している方が何人もいたため、
積極的に紹介するのを控えていました。
そしたら、あっという間に2年も過ぎてしまったため、
今頃になって取り上げました。

コンドリートは1949年に誕生しているので、かなり古いですね。
コンドリートが、コンドルがモデルの獣人である事は、
ルックスや名前からして明らかですが、
チリは『アンデスコンドル』を国の象徴とし、国章に用いました。
そんなわけで、チリ的なものを意識して作られている
というのがわかると思います。

上にリンクした【資料】の、
一番上のアドレス先の日本語解説によると、
『ワッソ』(Huaso)と呼ばれるチリの農民と、
コンドルを掛け合わせた(ような)キャラクターだったとか。
それが後に、現在のデザインに変更されたとのこと。
初期のコンドリートのデザイン↓
condorito_2.jpg
condorito1949.jpg
履いているサンダルは、『オホタ』(Ojota)といい、
ワッソの履くサンダルだとか。

『ワッソ』を一言で説明するのは難しいが、アメリカのカウボーイ、
オーストラリアのストックマン(Stockman)、
メキシコのバケーロ(Vaquero)やチャーロ(Charro)に近い、
田園人で優れた騎手なのだとWikipediaに出ています。
ウアッソ - Wikipedia

チリ的なローカル漫画ではありますが、
後にチリ特有の言葉を避ける事で、
他のスペイン語圏の国の人にも理解出来る様にして
それらの国々に進出する事で、
チリ以外の国でも大人気を博する事が出来たとのこと。
ラテン系の気質を忠実に表現しているため、
大勢の共感を得たようです。

不思議に思ったのは、コンドリートのアニメに関する情報が、
余りまともにネット上に出ていない事。
【資料】の3番目のリンク先や、Wikipedia『Condorito』の
『Adaptaciones a otros medios』の項目に僅かに出ていますが、
分からない事が多い。
1980年代前半頃(1983年?)に、
月曜日から金曜日か土曜日にかけて、
ショートアニメが放映されていたらしい事までは分かりました。
『Grafilms』という制作会社について
ネットで検索しても出てきません。
恐らく今は存在しないと思われます。

最近では、実写とアニメーションの融合や、
CGでアニメーションが作られている所まで分かりましたが、
それらに関する詳細情報は見つけられませんでした。

個人的にとても気になったのは、
コンドリートには『コネ』(Coné)という名前の甥っ子がいて、
1984年のロスオリンピックのマスコット、
『イーグル・サム』(Sam the Olympic Eagle)
に妙にルックスが似ているのですが、
ヘソ出しルック(恐らく意図していない)
している所も共通しています。
イーグルサムの公式イラストにも、
腹出しルックが幾つかあるので
(バレーボールやホッケーなど)。
勿論、コンドリートの方が遥かに先ですけど。
condorito_5.jpg
Coné screenshots, images and pictures - Comic Vine

作者のボエティヘールは、
『ペポ』(Pepo)というペンネームで漫画を描いていた
様ですが、惜しくも2000年に逝去しています。
しかし、生まれが1911年で今生きていると101歳なので、
いずれにしても長生きなわけですけど。

『テビトのメニュー』(El Menú de Tevito)という番組にて、
聞き手のペドロ・カルクロ(Pedro Carcuro)と対談するコンドリート↓
>実写とアニメーションの融合が中々面白い!!
スペインの『牛追い祭』や、レーニン像倒壊など、
世界中のニュース映像に、
コンドリートをアニメーションで差し挟む大胆さ!!
『テビト』というのは、メガネを掛けた白い犬のマスコットキャラ。
http://www.youtube.com/watch?v=VG50e685RzA


condorito_3.jpg

『テビトのメニュー』(El Menú de Tevito)公式サイト
チリ国営放送(Televisión Nacional de Chile)
El Menú de Tevito - TVN

『Cuarto Poder』という番組によるコンドリート紹介映像↓
着ぐるみのコンドリートや、実写とアニメーションの融合映像もでてくる!!
Cuarto Poder - ( Condorito del Mundo ) - Ustream

『Sofoca』というサイトの『コンドリート』の頁↓
『ラテンアメリカ風オデュッセイア』(紙芝居的なアニメーション)
Fanstuff: Condorito en "una odisea latinoamericana" - Sofoca
『小さなコンドル』(コンドリートの浮世絵風のパロディ画)は傑作!!
烏天狗を基にして描いたのでしょうか?
確かに、コンドリートはカラス天狗っぽいですね。
condorito_4.jpg
Fanstuff: 小さなコンドル | Condorito en Sofoca



【追記】
厳密には、最初登場した時に、
ワッソの格好をしていたという事で、
後に現在の様なデザインに変わったという事です。
舌足らずでした。
本文にその旨追記し、
初期のコンドリート画像へのリンクを追加しました。

【追記2】2017/8/20
リンク貼り直し
2枚目以降の画像追加

《転載開始》
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2017年08月06日

ネンディの日記(Plastusiowy pamiętnik)ポーランドの児童文学作品

https://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12298305305.html
2017年8月5日

《転載開始》


 
Plastusiowy pamietnik_1.jpg

今回紹介するのは、ポーランドの児童文学作品です。
何だか、チェブラーシカに似てる様で違う不思議なキャラですね。
 
まず最初に、そのテレビシリーズをご紹介します。
人形アニメーションと実写の融合です。
 
Wikipediaによると、8話(1話10分ほど)まで制作され、
1980〜1981年に放映されたのだとか。
 
監督(Reżyseria)脚本(Scenariusz)を、
ゾフィア・オウダク(Zofia Ołdak)が担当したそうです。
Plastusiowy pamiętnik (serial animowany) - Wikipedia
 
原作は、
マリア・コヴナツカ(Maria Kownacka, 1894-1982)という作家によるもので、
1931年に誕生したそうです。
Maria Kownacka.jpg
Maria Kownacka - Wikipedia
Plastusiowy pamiętnik - Wikipedia
 
Plastusiowy pamiętnik_5.jpg
KOWNACKA Marja Plastusiowy pamiętnik [I wydanie !] - Antykwariat Atticus
最も古い書籍は恐らく↑かも知れません。
(真ん中に余計な灰色の帯&文字が出てますが)
 
原題は「プラストゥシュの日記」(Plastusiowy pamiętnik)となりますが、
主人公の名前「プラストゥシュ」(Plastuś)は、
「粘土」を意味する「Plastelina」をモジった造語のようです。
読書 - poziomkaとポーランドの人々
 
実は1968年に内田莉莎子さんによって邦訳されており、
「ぼくはネンディ」という邦題が付けられ学習研究社より出版、
1976年に「ネンディのぼうけん」と改題されましたが、
その「ネンディ」という名前も「粘土」をモジった造語と思われます。
このセンスには感動を憶えました。
 
ぼくはネンディ.jpg
ぼくはネンディ - にわとり文庫 - おちゃのこネット
 
ネンディのぼうけん.jpg
アマゾン: Amazon | ネンディのぼうけん (新しい世界の童話)
 
更に、日本版では、
「ぐりとぐら」のイラストで有名な山脇百合子さんが担当しており、
中々良い人選ではないかと思いました。
 
勿論、地元ポーランドでも様々な人がイラストを描いており、
人によって絵柄も大分異なります。
 
Plastusiowy pamiętnik_2.jpg
Plastusiowy pamiętnik - Kownacka Maria | Książka w Sklepie EMPIK.COM
人形アニメ版を踏襲しているのでしょうけれど、
個人的にアンパンマンっぽくて余り可愛いとは感じません。
 
Plastusiowy pamiętnik_3.jpg
Plastusiowy Pamiętnik * KWIATKOWSKA ZBOROWSKI CD
これ、可愛くて凄く好きです!!
 
Plastusiowy pamiętnik_4.jpg
Plastusiowy Pamiętnik. Przygody Plastusia - ambelucja.pl
これもイイですね!!
 
それから、やはりというか、演劇にもなっています。
 
Plastusiowy pamiętnik_6.jpg
PLASTUSIOWY PAMIĘTNIK – Nowohuckie Centrum Kultury
 
アニメや漫画などの人気キャラクターというのは、大体に於いてですが、
ミュージカルなどの舞台になる事が少なくありません。
ネンディもやはりそうなりましたか…。
 
しかも、ココに紹介したものだけではなく、複数種類の舞台があります。
検索すれば色々と出てきます。
演者の顔が隠れているバージョンとか。
 
というわけで、ネンディをご紹介いたしました!!
 
《追記》
「Plastusiowy pamiętnik」「ぼくはネンディ」「ネンディのぼうけん」
の発表年、出版年が間違っていたので訂正しました。
 
「Plastusiowy pamiętnik」は、初登場(雑誌掲載)が1931年。
書籍化が1936年だそうです。
 
「ぼくはネンディ」の出版年は、
1967年、1968年、1969年と、情報によってマチマチですが、
1968年が恐らく最も妥当だと思われます。

《転載終了》
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2017年08月02日

ホセファ・カメホ(Josefa Camejo, 2008)ベネズエラのアニメーション

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11400005978.html
2012年11月11日

《転載開始》

Josefa Camejo, la Heroína del Tricolor Mirandino 2008(ベネズエラ).jpg

ホセファ・カメホ - ミランダの三色旗のヒロイン
Josefa Camejo, la Heroína del Tricolor Mirandino

脚本(Guión)
ラウル・エドゥアルド・アビラ・ノルマ(Raúl Eduardo Ávila Norma)
監督(Director)
ラウル・アビラ(Raúl Ávila)
制作会社(Producción)
ピティウェイ・スタジオ(Pitigüey Estudio)
語り
ステジャ・ルゴ・デ・モンティジャ(Stella Lugo de Montilla)
http://www.festicinekids.org/corto_venezue.html
http://www.tves.gob.ve/programas/index.php?pro=28

http://www.youtube.com/watch?v=N80b6nFfwnA


ベネズエラ独立戦争
(Guerra de Independencia de Venezuela)
のヒロインの半生をアニメ化。
彼女についてネットで調べてみたのですが、
Wikipedia日本語頁が作られていない上に、
Josefa Camejo - Wikipedia,Español
Wikipediaのベネズエラの歴史の頁にも見当たりません。
ベネズエラの歴史 - Wikipedia

ネット上にカメホについて
日本語で紹介している頁を探してみたものの、
『ホセファ・カメホ国際空港』
(Aeropuerto Internacional Josefa Camejo)
という言葉しか見つけられませんでした。
ホセファ・カメホ国際空港 徹底ガイド | FlyTeam(フライチーム)

ベネズエラの国際空港の名前にすらなっているというのに、
この日本に於ける無名っぷりは何なんでしょうか?

アニメーションは、極めて特徴的です。
人物は2Dで描かれているのですが、人物の体や物の動きが、
如何にも実写をトレースしたかと思う様な
リアリティのあるきめ細やかさを持っています。
人物の描写も、リアルな人物を平面的にした様な感じですね。
実写をトレースしたのでしょうか?

しかし、19分程度という事もあってか、
これといって目を見張る様なアクション場面はそんなにありません。
声の出演も、ナレーターが登場人物の台詞を言ったり、
内容説明していく感じです。
歴史アニメによくある手法ですね。

長編でもっと手の混んだものを作れば良かったのにと思いましたが、
予算の都合もあったのでしょう。

話は脱線しますが、
スタジオの名前になっている「ピティウェイ」(Pitigüey)
とは何ぞや?
画像検索すると、
サボテンの上にミニサボテンの様なものが形成され、
そこに花が咲いている画像が幾つか出てきます。
唐辛子の様な形のピンク色をした
甘い果実の事だと解説している頁もあります。
確かに、島唐辛子の様な形状の実の画像も出てきます。
ミニサボテンの中に、
唐辛子の様な形の実が入っているのでしょうか?
食べてみたいですね。

【修正】
ホセーファ・カメーホ → ホセファ・カメホ
ステージャ・ルーゴ・デ・モンティージャ

ステジャ・ルゴ・デ・モンティジャ
ピティグェイ → ピティウェイ
アビーラ → アビラ

《転載終了》
タグ:ベネズエラ
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