2017年11月19日

菊の葉(Xrizantema yarpağı,1989)アゼルバイジャンのアニメーション

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11343215158.html
2012年9月01日

《転載開始》

・ロシア語題
菊の八つの花びら(Восемь лепестков хризантемы)

・脚本(Ssenari müəllifi)
アリフ・マハッラモフ(Arif Məhərrəmov)
・監督(Rejissor)
イェレナ・ゴルベヴァ(Yelena Qolubeva)
・制作所(Studiya)
アゼルバイジャン映画スタジオ("Azərbaycanfilm" kinostudiyası)
・時間(Vaxt)
15分(deq.)
Xrizantema yarpağı (film, 1989) - Wikipedia, Azərbaycanca

ロシア語版


Xrizantema yarpağı 2 1989.jpg

Xrizantema yarpağı 3 1989.jpg

Xrizantema yarpağı 4 1989.jpg

Xrizantema yarpağı 5 1989.jpg

Xrizantema yarpağı 1 1989.jpg

久々のアゼルバイジャンアニメですが、
驚きの作品を見つけてしまったので、ここに紹介します。

何と、カフカースのイスラム系の一国が、
伝統的な日本を題材にしたアニメーションを制作していました!!
細かい所では色々とツッコミ所はあるのですが、
概ね違和感を感じません。

未だネットも無い時代に、
日本の伝統文化をここまで把握していたのには驚きです。

日本の繊細な美意識もかなり分かっている様で、
その意味でも驚嘆しました。
例えば、和服の女性達が風に煽られて蝶々に変身するとか、
風流だと思いました。
木の葉が水に沈む場面とか、トンボの飛ぶ場面なども、
伝統日本を題材にしなければ、決して描かなかったと思います。

登場人物は台詞を言わず、無声映画時代を思わせる字幕に沿って、
ナレーターが喋ります。
BGMに、教会オルガンの曲が出てきたりもしますけど、
私にはそんなに違和感は感じません。
演出が上手いと思いました。

このアニメーションが日本で知られていないのは
非常に勿体無いと思います。
これほど日本が世界中から注目されているというのに、
当の日本人はその事を余り知らなかったりします。



【追記】
2〜5枚目の画像追加。

ナレーションで流れていたのは、

内藤丈草(1662〜1774)
Найто Дзёсо

森川許六(1656〜1715)
Морикава Кёроку

松尾芭蕉(1644〜1694)
Мацуо Басё

などの俳句のようです。
『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』(週間少年ジャンプ)
を思い出します。(2017/11/25)

《転載終了》
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2017年11月12日

メッキ(Mecki)ドイツのキャラクター

https://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12325457209.html
2017年11月11日

《転載開始》

今回は、ドイツの人気キャラクター、「メッキ」のご紹介です。
 
Mecki_1.jpg
Steiff Hedgehog Family: `Micki`, `Mecki`, `Macki `Mucki. G. (4) - The Saleroom
 
このキャラクターの成り立ちについて、
主にWikipediaを参考にしながら述べていきます。
Mecki - Wikipedia
 
Mecki_2.jpg
Mecki - Pinterest
 

ディール兄弟(Brüder Diehl)が1938年に制作した、
『うさぎとはりねずみの競争』
(Der Wettlauf zwischen dem Hasen und dem Igel)
という人形アニメーションが元になっています。
フェルディナント(Ferdinand)ヘルマン(Hermann)パウル(Paul)の三兄弟です。
Ferdinand Diehl - Wikipedia
 
ディール兄弟は、
人形アニメーション「メッキ」をモノクロのポストカードにもしています。
(2番目の画像)
 
そのアニメーションも、
グリム童話集『家庭の童話』(Der Hase und der Igel)第5版(1843年)に掲載された、
『うさぎとはりねずみ』(Der Hase und der Igel)
が元になっている様です。
下の画像は、グスタフ・ズュース(Gustav Süs)による挿絵(1855年)。
 
Der Hase und der Igel.jpg
Der Hase und der Igel - Wikipedia
 
第二次世界大戦後の1946年に創刊され現在も続いている人気雑誌
「ヘアツー」(Hörzu)にメッキが登場しましたが、その経緯の説明です。
 
Mecki_3.jpg
Seite13 - kino-50er.de
 
その編集長だったエドゥアルト・ライン(Eduard Rhein)の自叙伝によると、
初めこのハリネズミのキャラが目に留まった時非常に感銘を受け、
同誌のマスコットに起用したいと願ったものの、
その権利者を探しても中々見つからなかったそうです。
 
えッ?知らなかったんですか?と思いましたが、
まあ、主に子どもの教育の場で知られていた存在だと思うので、
畑違いの世界の事は、例え有名でも人気でも知らないという事はあるので、
なるほどと思いました。
 
「メッキ」の名の由来ですが、
1947年に同誌の編集者として2〜3ヶ月働いていた、
ハンス・メクレンブルク(Hans Mecklenburg)の愛称が元になっているとか。
 
ラインは、イラストレーターのラインホルト・エッシャー(Reinhold Escher)に、
ディールによって制作されたポストカードを参考に、
メッキのイラストとストーリーを作る様に依頼。
(著作権者不明の状態で)
 
フェルディナント・ディールは、
ハリネズミのキャラクターが使用されている事を知り、
著作権侵害をめぐって訴訟を起こしましたが、
イラストと漫画に限りそのキャラクターを使用しても良いとする事で合意し、
和解が成立。
ラインの自叙伝によると、無断使用のつもりは無かった様ですけど。
 
メッキの妻は、ミッキ(Micki)、子どもたちは、マッキ(Macki)、ムッキ(Mucki)
と名付けられたそうです。
 
話は脇道に逸れますが、エッシャーのメッキ以外の作品にはこんなのがあります。
BRUMMI DER HONIGBÄR.jpg
Brummi | Flickr
メッキを描く専属契約に縛られていたものの、
ラングネーゼ蜂蜜(Langnese-Honig)の広告用漫画を描く事が許されたそう。
 
そうして生まれたのが、
「はちみつぐまのブルミ」
(Brummi der Honigbär)です。
 
Mecki und seine Freunde_1.jpg


Mecki und seine Freunde_2.jpg

Mecki und seine Freunde_3.jpg

Mecki und seine Freunde_4.jpg

1995年、人形ではない通常のアニメーションが登場。
『メッキとそのなかまたち』
(Mecki und seine Freunde)
というのですが、内容はオリジナルものものとは無関係で、
キャラクターを拝借しているだけのようです。
ドイツではなくハンガリーで制作しているそうです。
 
オリジナルのものとは違って、
キモくなく割りと可愛い感じにはデザインされています。
 
妻の名は、グレートヒェン(Gretchen)、
息子はマックス(Max)、娘はズーズィ(Susi)。
 
【監督】
テルノフスキー・ベーラ(Ternovszky Béla)
【スタジオ】
パンノーニア・映画スタジオ(Pannónia Filmstúdió)
Mecki und seine Freunde - wikipedia
 
上の映像を見てみると、
「INFAFILM」(ドイツのスタジオ)とも出ていて、
1994年制作と出ています。
「パンノニアフィルムスタジオ」とも出ていて、
そんなに間違ってはいない様ですが…。
 
お世辞にも「可愛い」とは言いがたいメッキではあります。
「おっさん」という事を割り引いても、
日本人の感覚から見ればキモさ全開ですが、
東欧雑貨マニアには注目されている存在ではあるので、
紹介させていただきました。

《転載終了》
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2017年11月05日

「邪悪なあやし」より(From an Evil Cradling)アイルランドのアニメ

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11346199072.html
2012年9月7日

《転載開始》

アイルランド語版

・原作(Writer)ナレーション(Narration)
ブライアン・キーナン(Brian Keenan)
・監督(Stiúrthóir, Director)プロデューサー(Producer)
アンドリュー・カヴァナフ(Andrew Kavanagh)
キース・フォーラン(Keith Foran)
・脚色(Adaptation)
アンドリュー・カヴァナフ
・制作所
カヴァリアープロダクション(Kavaleer Productions)
http://kavaleer.com/hoka
ロケットアニメーション(Rocket Animation)
・公開
1999年
・参考資料
From an Evil Cradling (1999) - IMDb
Brian Keenan(writer) - Wikipedia, English

From an Evil Cradling_1.jpg

From an Evil Cradling_2.jpg

From an Evil Cradling_3.jpg

From an Evil Cradling_4.jpg

アイルランドの短編アニメーション。

1986年、
ブライアン・キーナン(Brian Keenan)というアイルランド人牧師が、
レバノンのベイルートにて、
過激派テロリストによって拉致監禁された体験談を元に、
制作されたアニメーションです。
その原作本↓
From an Evil Cradling_0.jpg
An Evil Cradling: Amazon.co.uk: Brian Keenan

私は、キーナン牧師拉致監禁事件の事を、
このアニメで初めて知りました。
最初このアニメを見た時、
精神病院に入院中の麻薬中毒患者が
幻覚を見ている様子を描いているのだと誤解しました。
また、未来世界を思わせるメカニックな場面や、
悪魔教の黒ミサを思わせる場面(実は大聖堂?)等、
SF的場面も登場します。
しかし実は、劣悪な環境に長期に渡って置かれていた為に、
精神的に追い込まれ、それによって見た妄想のようです(?)。

あいにく、原作本そのものは読んでいないので、
詳細な解説は出来ませんが、
アニメーションは、短編ながらも、凄い“濃い”と感じさせる内容です。
技術的にも演出的にも、中々凄いと思いました。
ホラーな場面などの衝撃的な場面も幾つか出来てます。
だからこそ、日本で知られていないのは勿体無いと思いました。

もっと凄いと思ったのは、原作者、つまり、
実体験者であるキーナンが、
直々にナレーションをしている所です。

また、折角のクオリティの高いアニメーションなのだから、
長編にした方がもっと良さげだなとも勝手に思いました(すいません)。

因みに、やはりというか、実写映画化されているそうです。
2004年公開で、題名は『計器飛行』(Blind Flight)です。
Blind Flight (2003) - IMDb
Blind Flight - Wikipedia, English


【追記】
2〜5枚目の画像追加(2017/11/4)

《転載終了》
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