2016年12月04日

ビラール(بلال)ドバイのアニメーション

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12224962933.html
2016年12月3日

《転載開始》

Bilal 1.jpg
Bilal: A New Breed of Hero - Trailers.TUBE

Bilal 2.jpg
Bilal: A New Breed of Hero (2015) - IMDb

英題:Bilal: A New Breed of Hero
訳:ビラール:ニュータイプの英雄

《監督》(المخرج)
フッラーム・アラヴィ(خورام آلافي)

《脚本》(سيناريو)
アレックス・クローンマー(Alex Kronemer)
マイケル・ウルフ(Michael Wolfe)
アイマン・ジャマール(أيمن جمال)
ヤスィーン・カメル(ياسين كامل)
フッラーム・アラヴィ

《物語》(الإنتاج)
アイマン・ジャマール

《スタジオ》(إستوديو)
バラジョウン・エンターテインメント(باراجون إنترتيمنت)

《上映時間》(مدة العرض)
105分(دقيقة)

《言語》(اللغة الأصلية)
英語(English)

《資料》
(بلال (فيلم - Wikipedia العربية
Bilal: A New Breed of Hero (2015) - IMDb

《公式サイト》(الموقع الرسمي)
https://www.bilalmovie.com/

https://www.youtube.com/watch?v=VhrZBHwOMUs


今回はいつもと趣が違って、アラブ系のアニメーションの紹介です。

アラブ首長国連邦ドバイの劇場用長編アニメーションです。

中東のアニメーションは、
日本では余り(というか、殆ど)馴染みが無いのですが、
最近のを見てみると、技術力がアメリカとか日本とかと
殆ど変わらない位のレベルなんですね。

というか、世界中そんなものです。

インドの3DCGアニメーションも、東南アジアのアニメーションも、
中国のも、韓国のも、それなりに高いレベルなのです!!

“井の中の蛙”にならない様に気をつけたい所です。

で、「ビラール」とは何ぞや?ですが、
イスラームの開祖、ムハンマドの所有していた黒人奴隷で、
尚且つ教友(ムハンマドと直に接した最初期のムスリム)だそうです。

フルネームは、
ビラール・ビン=ラバーフ・アル=ハバシー(580-640年)
(بلال بن رباح الحبشي)
(Bilal bin Rabah al-Habashi)

アビシニア(エチオピア)生まれの黒人、
ハバシャ族(الحبشية Habesha)の奴隷の子だそうです。

主人によって棄教を迫られ拷問を受けていたところを、
アブー・バクル(教友の一人)によって買い取られ、
解放されたそうです。

そして、美声であった事もあって、一番最初に、
ムアッジン(イスラム教の礼拝呼びかけ人)に選ばれたそうです。

そんな彼が主人公のアニメーション。

ムスリム(イスラム教徒)でも何でもない人(私も含む)にしてみれば、
イスラム教の基礎知識について殆ど何も知らないから、
内容がよく分からないでしょうし、
特に見たい気も起きないでしょうけれど、
アニメーションの技術はどんなものなのかなというのは、
個人的に興味があったりします。

それにしても、このグラフィック!!

素直に凄いですね!!

それと、印象的なのは、キャラクターの風貌が、
どうやら主要キャラの声の出演者の風貌に似せている様なのです。

Bilal 3 - 小.jpg

6人中、右下のオクバ(Okba)に扮するマイケル・グロス以外は全て。

キャストについてですが、主人公ビラールは、
アドウェール・アキノエ=アグバエ
(Adewale Akinnuoye-Agbaje)
というイギリスのモデル兼俳優が務め、
10代のビラールは、
ジェイコブ・ラティモア(Jacob Latimore)
というアメリカの歌手、俳優、ダンサーが演じます。

ウマイヤ(Umayya)に扮するのは、
イギリスの俳優、
イアン・マクシェーン(Ian David McShane)

10代のグファイラ(Ghufaira)を演じるのは、
アメリカの女優、歌手の、
チャイナ・アン・マクレーン(China Anne McClain)

ハマーマ(Hamama)とグファイラを演ずるのは、
ドイツ生まれのアメリカの女優、
シンシア・マクウィリアムズ(Cynthia McWilliams)

オクバ(Okba)役を務めるのは、
アメリカの俳優、声優の、
マイケル・グロス(Michael Gross)

という感じで、かなりの豪華キャストです!!

西側、特に、アメリカの人が関わっていますね。

政治の世界なんかを見ると、
アラブ首長国連邦はアメリカを始めとした欧米諸国に寛容らしいので、
なるほど、と。

シリア問題やIS問題を巡っては、
サウジアラビアはアメリカと歩調を合わせていましたし。

一般的なイメージとしては、
中東はアメリカを憎んでいるみたいな印象ですけれど。

一口にイスラム世界と言っても、一枚岩ではなく、
複雑な関係性の中にあるのです。

脚本にも、アメリカ人が関わっています。

アレックス・クローンマーという人物は、
イスラームのネットワークグループ、
「Unity Productions Foundation」のエグゼクティブ・プロデューサー、
宗教的多様性、イスラム教、異文化理解に焦点を当てた作家、
講師、ドキュメンタリーの映画監督だそうです。
Alex Kronemer - Wikipedia

マイケル・ウルフは、アメリカの詩人、著述家ですが、
「Unity Productions Foundation」
のエグゼクティブ・プロデューサーにして、社長。

アメリカ全土の大学に於いて、
イスラム問題の講演を頻繁に行っているそうです。

「エドガー賞 処女長編賞」を受賞。
Michael Wolfe - Wikipedia

経歴を見てみると、お二人とも結局は、
ムスリム系アメリカ人という事ですかね?

それから、公開年の情報が、
資料によって異なるのも気になりました。

2015年に、
ドバイ国際映画祭(مهرجان دبي السينمائي الدولي)
で公開されたのが、一番最初のようです。

世界公開が、2016年なのか、2017年なのか、
よく分からない所があります。

中東や北アフリカ辺りでは、2016年の公開の様です。

同年、オーストラリアのブリスベンで、
アジア太平洋映画賞(APSA)
の「最優秀アニメーション映画賞」にノミネートされたそうですが、
やっぱり内容的に万人受けするわけでも無いからか、
受賞しなかった様ですね。
Asia Pacific Screen Awards ≫ WINNERS ANNOUNCED IN 10TH ASIA PACIFIC SCREEN AWARDS

そういうわけで、イスラームは、
日本人にとっては相変わらず遠い世界なんでしょうけれど、
理解できないにしても、知っておく事は良いのかなと思います。

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ ドバイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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