2016年08月31日

胚M番(EMBRIO No. M, 1971)マケドニアのアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11613998879.html
2016年8月29日

《転載開始》

・キリル文字表記
Ембрио No. M

・監督(Режија)
ペタル・グリゴロフスキ
Петар Глигоровски

・制作会社(Производство)
ヴァルダル映画
Вардар филм

・制作年
1971年

https://www.youtube.com/watch?v=ahedSHA2f8g


Ембрио No. M 2.jpg

Ембрио No. M 1.jpg
亜空間(?)を悠然と進むこの存在は一体・・・?

Ембрио No. M 3.jpg
2体のアメーバの様な存在が、合体して、
のび太くんかドロンジョ様の様な声を上げる。

Ембрио No. M 4.jpg
そうして誕生したのが、右下のピンク色の存在。

久々のマケドニアのアニメーションです。

前回マケドニアのアニメーションを紹介したのは、
もう3年も前ですね。
手(Рака, 1980)マケドニアのアニメーション
2013年9月15日

今回紹介のアニメーションは、
その当時見つけたものの一つです。

「マケドニアのアニメーションって無いかな?」
とずっと探し続け、やっと3年ほど前に幾つか見つけたのです。

実はそれ以前にも
マケドニアのアニメーションを一つ紹介しているのですが、
毒気のある政治風刺的な、「サウスパーク」辺りを意識した様な、
よくある感じのCGアニメーションなので、
もうちょっとちゃんとしたものは無いかな?と思っていたのです。
エドノーキ(Еднооки)マケドニアのアニメ
2009年7月23日

今回紹介のアニメーション『胚M番』は、
実験アニメーションだそうですが、如何にも、
異空間か宇宙空間に於ける不思議な存在の営みというか、
はっきりと申せば、シュルレアリスムをアニメーションにした様な、
シュールさに満ち溢れたわけの分からない世界を描いている感じ。

不穏な香りのBGMも雰囲気出てます。

のび太くんの様な、ドロンジョ様の様な声が
「い〜い〜い〜ぃ!! あ〜あッ!!」
というのも印象的。

ドラえもんに助けを求めようとするのび太くんの喘ぎ?
ヤッターマンにやられて悔しいドロンジョ様の怒り泣き?

でもよく見れば、恐らくですが、ミクロの世界を何か暗示的に、
象徴的に描いている様にも・・・。

「受精」とか?

『胚M番』という題名を見れば「なるほど」という。

機械っぽい描写もあるのですが、バイオテクノロジーとか、
そういった人工的なものの諷刺的暗喩なのか?

いずれにしても、分析は難しいと思いますし、
的外れな分析をしてしまう危険性も考えると、
勝手な解釈は避けようと思います。

マケドニアのアニメで前回ご紹介した『手』という作品は、
巨大な手に甘えてダメになっていく人間を描いた諷刺的作品ですが、
やはりこの作品もシュルレアリスムの要素を感じさせます。

Рака, 1980-5.jpg

但し、『胚M番』とは違い、割と内容は明快です。





話は変わるのですが、私は『胚M番』を見て、
1987年の伝説のシューティングゲーム
『R-TYPE』(IREM)を思い出してしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=9qXHicrtLJU


R-TYPE 1.jpg

心臓みたいなのが2面のボスで、
サナダムシの様なものが管から出たり入ったりを繰り返します。
サナダムシ?の名前は「インスルー」といいます。

私はこの2面のボスを見て、
ろくでなし子さんを思い出してしまうのですが・・・。
名前が「ゴマンダー」というので、なるほどという。

R-TYPE 2.jpg

最終面では、
緑色したカエルの様なものが体当たりをかましてきます。

名前は「ミックン」といい、
アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」でも、Wikipedia日本語版でも、
「水子のような」という表現がされていました。

右端で胡坐をかいているお爺さんは、
バイド帝国の支配者、バイドさんです。





2年後の1989年には、続編の『R-TYPE II』が登場。

https://www.youtube.com/watch?v=foDADP2Lecs


R-TYPE II.jpg

2面のボスは「バラカス」という名前のカニさんなんですけど、
上下に竿を上げ下げします。

その竿の先っちょの黒光りならぬ紫光りしている部分が弱点。

そこに波動胞を3発ほど撃ち込まれると、
イッて(昇天して)しまいます。

増田ぴろよさんがデザインしていてもおかしくはないカニさん?

というわけで、アニメーションの紹介記事の筈が、
いつの間にかレトロゲームの紹介記事になってしまいました。

すいません・・・。

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ マケドニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月11日

アニマックス・スコピエ・アニメーション・映画祭(Анимакс Скопје Фест)

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-11854942795.html
2014年6月14日

《転載開始》

ANIMAX Skopje Animation Festival 1.jpg

ANIMAX Skopje Animation Festival 2.jpg

ANIMAX Skopje Animation Festival 3.jpg

マケドニア国際アニメーション映画祭
Македониски меѓународен фестивал за анимиран филм
ANIMAX Skopje Animation Festival

《公式サイト》マケドニア語
http://animaxskopjefest.mk/

《公式サイト》英語
http://animaxskopjefest.mk/en/

2012年度の宣伝映像
http://www.youtube.com/watch?v=Ol5wB5Z9kcQ


2012年度アニマックス、クレイアニメワークショップ映像
http://www.youtube.com/watch?v=CEv1OeLDH4I


2013年度の宣伝映像
http://www.youtube.com/watch?v=iFSsJaXYLkQ


2013年度アニマックス、子供のためのクレイアニメワークショップ映像
http://www.youtube.com/watch?v=gouecBdnYeE


世界中には色んなアニメーション映画祭があります。

例えば、クロアチアの
『ザグレブ国際アニメーション映画祭』
Svjetski festival animiranog filma Animafest Zagreb

とか、フランスの
『アヌシー国際アニメーション映画祭』
Festival International du Film d'Animation d'Annecy

辺りは有名でしょう。

でも、今回紹介するのは、日本では殆ど全く知られていない、
国際アニメーション映画祭です。

マケドニアの首都、スコピエで行われているそうです。

毎年開催されている様ですが、公式サイトを確認したところ、
2011年から行われている様です。

歴史が浅いですね。

2011年度のプログラムを見ましたが、
マケドニアの古い作品から新しい作品まで取り上げられ、
その他は、殆どが欧州で、
それ以外は、イスラエルとカナダ、
オーストラリアから出品されていました。

アジアや中東はありませんでした。



「アニマックス」と言えば、アニメ専門チャンネルがありますが、
恐らくは、全く無関係と思われます。

それにしても、思い切った名称をつけましたね。
名前にしてもロゴにしても、
見るからに「メジャー」を意識した感じです。

ルーマニアの漫画・アニメの祭典が
『オタクフェスティバル』
Otaku Festival
と名付けられたのを彷彿とさせます。

やっぱり「メジャー」にはなりたいですもんね。

それ相応に頑張らないといけないわけですが・・・。



2011年度の学生アニメーション特別賞受賞作品を
最後に掲げてお開きとします。
ブルガリアの方です。
適応(Адаптация Adaptation)
ペチャ・ズラテヴァ(Петя Златева, Petya Zlateva)
http://www.youtube.com/watch?v=iAuesgM1CNI


《転載終了》
posted by Satos72 | ├ マケドニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月08日

手(Рака, 1980)マケドニアのアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11613972425.html
2013年9月15日

《転載開始》

・監督(Режија)
・脚本(Сценарио)
ダルコ・マルコヴィチ(Дарко Марковиќ)
・制作会社(Производство)
ヴァルダル・フィルム(ヴァルダル映画)(Вардар филм)

http://www.youtube.com/watch?v=I0qh_YjSwVI


巨大な“謎の手”に指図を受けたり、援助や保護を受ける人。

何でも人にしてもらう自立心の欠如を戒めた、教訓的な内容ですが、
デモの場面やセレブ達、“巨大な手”の御蔭で主人公がセレブになるなど、
何か“政治諷刺性”も感じます。

その他、ビルが伸びていったり、巨大な手が虹を掴んだり、
風船が四角かったり、月の一部をピザの様に取ったりする場面など、
遊び心に溢れた描写が多々あり。

Рака, 1980 1.jpg

Рака, 1980 2.jpg

それにしても、マケドニアにこれほど面白いアニメがあったとは・・・。

今まで、マケドニアのアニメを探しても、中々見つけられなかったのです。

最近作られたと思われる、如何にも自主制作みたいな感じの?
大人のアニメみたいなのを以前紹介しましたけど、
それくらいしか分かりませんでした。

でも、やっと幾つか見つけてしまいました。
概ね、シュルレアリスム的というか、幻想的ではあるけれど、
諷刺的と思われる、中々味のある内容が多いです。

いずれ、それらの他のものも紹介しようと思います。

《転載終了》



4枚まとめた画像を個別に出したいと思います。

Рака, 1980 1 - 2.jpg

Рака, 1980 1 - 3.jpg

Рака, 1980 1 - 4.jpg

Рака, 1980 1 - 5.jpg

Рака, 1980 2 - 2.jpg

Рака, 1980 2 - 3.jpg

Рака, 1980 2 - 4.jpg

Рака, 1980 2 - 5.jpg



新たに撮り直した画像
Рака, 1980-1.jpg

Рака, 1980-2.jpg

Рака, 1980-3.jpg

Рака, 1980-4.jpg

Рака, 1980-5.jpg

Рака, 1980-6.jpg

Рака, 1980-7.jpg

Рака, 1980-8.jpg

Рака, 1980-9.jpg

Рака, 1980-10.jpg

Рака, 1980-11.jpg

何でも「巨大な手」にしてもらって、自分では何もできない。
そして「本当の幸せ」とは何かも考えさせられ、
それが「シュルレアリスム」風に諷刺的に描かれる。
もっと知られていいと思うアニメーションでした。
posted by Satos72 | ├ マケドニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
リンク集