2018年06月03日

ベトナムの神童(Thần Đồng Đất Việt)と、ベトナムの漫画事情

https://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12377555166.html
2018年5月26日

《転載開始》

Thần Đồng Đất Việt  tập 1.jpg
Truyện tranh - Bộ sưu tập Thần đồng đất Việt | THƯ VIỆN EBOOK (TVE-4U)
 
Thần Đồng Đất Việt_2.jpg
YouTube
 
【作者】(Tác giả)
【作画】(Minh họa)
レー・リン(Lê Linh)
 
この漫画は大分前から知っていたのですが、
やっと取り上げる事ができました。
 
チャン・ティー(Trạng Tí)という少年が主人公の、
ベトナムを代表する人気漫画で、
如何にも、1980年代のコロコロコミックか、
コミックボンボンの様な絵柄ですけど、
登場したのは2002年と、意外と新しいです。
 
ベトナム情報サイトでベトナム漫画の歴史が紹介されていたので
参考にさせていただくと、日本漫画に席巻されたベトナムでは、
「ベトナムの漫画は売れない」との認識が広まっていたそうですが、
ファン・ティ・ミー・ハイン(Phan Thi My Hanh)氏が、
「ベトナムの漫画は何故人々を楽しませる事ができないのか?」
と疑問を抱き、日本の漫画を徹底的に研究。
 
ベトナムの要素をふんだんに盛り込んで生まれた
「ベトナムの神童」を各出版社に持ち込んだものの、
「ベトナムの漫画は売れない」とことごとく断られてしまう。
 
この漫画の成功を確信していた彼女は、
自宅を売って資金を工面し、「ベトナムの神童」を自費出版。
 
出版後は自ら書店や路上の新聞スタンドを訪問し、
この漫画を置いてもらう様に営業するが、
最初は多くの書店から断られてしまうも、粘り強い努力が実を結び、
幼い子どもを持つ親御さんたちの中で評判となり、大人気となったそう。
 
2004年3月には、若い読者からの要望に応え、
『ベトナムの神童ファンクラブ』(Thần đồng Đất Việt Fanclub)
というベトナム初の漫画雑誌が創刊された。
読者から寄せられた投稿作品を掲載したそう。
Thần đồng Đất Việt Fanclub số 11.gif
Thần đồng Đất Việt - Wikipedia
 
漫画を描く事がベトナムの若者の間でブームとなったが、
2007年には一旦沈静化する。
しかしその後、美術学校で画力やストーリー構成などを
専門的に学んだ漫画制作集団が登場し、
質が格段とレベルアップする…。
ベトナムマンガの歴史と未来 - ベトナムスケッチ「Vietnam Sketch」
 
良い流れですね。
停滞していたベトナム漫画界復興の起爆剤が、
「ベトナムの神童」だったわけです。
現在は、200巻以上も出版されているようです。
 
ちなみに、やはりというか、アニメ化もされています。
Thần Đồng Đất Việt_3.jpg
YouTube
 
そんなわけで、「ベトナム漫画の歴史」についての詳細は、
また後日に、ということで。

《転載終了》

【おまけ】
(使わなかった画像)
Thần Đồng Đất Việt_4.jpg
posted by Satos72 | ├ ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

バインチュンとバインザイ(Bánh Chưng Bánh Dầy)ベトナムのアニメーション

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11286735295.html
2012年7月1日

《転載開始》


【スタッフ】
ビエン・トゥイ(Biên Thùy)
トゥアン・トゥイ(Tuần Thủy)
アイン・トゥアン(Anh Tuần)


【放送】(Kênh trình chiếu)
ベトナム第4放送(VTV4)
http://www.vtv4.vn/

Bánh Chưng Bánh Dầy.jpg

Bánh Chưng Bánh Dầy_2.jpg

Bánh Chưng Bánh Dầy_3.jpg

ベトナムのアニメを久々に探してみました。
でも、中々独自性を感じるものが見つからず、
見つけたとしても、技術的にそんなに高くなかったりというのがある。
世界観も技術的にもイイと思ったものの、
大きな展開が無くてガッカリしたという
ものもありました。
でも、あくまで見つけた限りではという意味なので、
もしかしたら、もっと凄いものがあるかも知れません。

でも何とか、何とかオリジナリティを感じ、且つ、
技術的にもそんなに悪くないかなあ(?)と思うものを見つけたので、
紹介します。

ベトナムでは、
旧正月になると『バインチュン』『バインザイ』を食べるそうですが、
何故そうする様になったか?
というのをアニメーションで紹介したものらしい。

少年少女の案内役と思われる、
亀みたいなキャラクターが出てきます。
そして、過去へタイムスリップします。
『まんがはじめて物語』のベトナム版?
亀は、モグタンの立ち位置と思われます。

連続物のテレビアニメーションです。

ネットで調べてみた所、
「バインチュン」は「バンチュン」とも表記され、「バインザイ」は、
「バインヤイ」「バンザーイ」「バンヤーイ」とも表記されているが、
方言によって言い方が異なるのだろうか?

バイン・チュン(Bánh chưng, 餅粽)とは、
ベトナムの粽(ちまき)の事で、
豚肉、緑豆、餅米を葉などに包む。

バイン・ザイ(Bánh dầy)とは、円盤型の餅で、
ベトナムのハム、チャー・ルア(Chả lụa)
ゾー・ルア(Giò lụa)を挟んだもの。

因みに、私がこのアニメで特に興味を惹いたのは、
王宮と思われる所で踊る踊り子の恰好。
金太郎の腹掛けの様なもので胸を隠している所が、何か、
見る人が見たら、妙にエロく感じるのかも知れないなあ・・・、
と思ったわけです。
(私だけ?)
まあ、伝統的な服装なのかも知れません。
女性用腹掛けは、中国の伝統でもあります(肚兜という)。

Bánh Chưng Bánh Dầy_4.jpg

『まんがはじめて物語』みたいに、
色んなものの起源を紹介したりとかしないのでしょうか。
あくまで、バインチュンとバインザイの起源を紹介する為だけに
作られたキャラだとしたら、何だか勿体無い気がします。

【追記】
2〜4枚目の画像追加(2018/5/9)

《転載終了》
posted by Satos72 | ├ ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

白藤江大戦(Đại Chiến Bạch Đằng, 2012)ベトナムのアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11729280834.html
2013年12月25日

《転載開始》

Đại Chiến Bạch Đằng, 2012.jpg

【監督】(Đạo diễn)
ダン・カップ・ニャット(Đang cập nhật)
【制作会社】(Nhà sản xuất)
オック・エー・スタジオ(Ốc É Studio)

【資料】
Phim Hoạt Hình Việt Nam 2012 Đại Chiến Bạch Đằng - Y2Graphic.com
Đại Chiến Bạch Đằng (2012) - Phim7.com

http://www.youtube.com/watch?v=ok_KBwgS9eg


“ベトナムの歴史”とはいっても、
日本で一般的に知られているものと言えば、
反仏独立戦争とか、ホーチミンによる独立宣言とか、
恐らくそれくらいでしょうね。

私も正直、それぐらいの知識しかありませんでした。

今回紹介するのは、
今から約1100年前におきた史実を元に作られた、
3DCGアニメーションです。
長編だと思っていましたが、短編でした。

西暦938年に、呉朝ベトナム軍と南漢軍との間で、
白藤江(はくとうこう)において行われた戦争です。

『白藤江の戦い』(Trận Bạch Đằng)と呼ばれ、
日本語のWikipediaも作成されています。
白藤江の戦い (938年)(Wikipedia)

『白藤江』(Sông Bạch Đằng)というのは、
北ベトナムのハロン湾近くを流れる川だそうです。
Sông Bạch Đằng – Wikipedia Tiếng Việt

『呉朝』(939〜968年)とは、
現在のベトナム北部を支配した王朝だそうで、
呉権(Ngô Quyền, ゴ・クエン)によって建国されたそうです。
呉権 - Wikipedia

対する『南漢』(909〜971年)は、唐の滅亡後、現在の、
広東省・広西チワン族自治区・ベトナム北部にあたる地域を
支配した地方政権。
南漢 - Wikipedia

この戦いで、呉権は勝利し、
1000年近くもの永い間続いた中国によるベトナム支配は終焉を迎え、
呉権は王位に就いた。

つまりこの戦いは、ベトナムの歴史上、
非常に重要なエポックメイキングな事件だという事です。



「Đại Chiến Bạch Đằng」を漢字変換すると「大戦白藤」となると思います。
なので、もし日本で公開されるとしたらを考えて、
日本語題を考えました。



因みに、『白藤江の戦い』には3種類あり、
西暦981年に行われた、
前黎朝大越(ベトナム)と北宋との間で行われたもの。
地元ベトナムでは、『宋戦争』(Chiến tranh Tống - Việt, 981)
と呼ばれているそうです。
白藤江の戦い (981年)(Wikipedia)
1288年に、陳朝と元(モンゴル)との間で行われたものもあるそうです。
白藤江の戦い (1288年)(Wikipedia)

前者は、北宋軍が勝利しましたが、その後は膠着状態が続き、
最終的には北宋軍が疲弊して撤退。
後に関係が修復されました。
後者は、陳朝軍の大勝利に終りました。
広大な陸の上では無敵のモンゴルでしたが、
慣れない船上は苦手だった様で。



非常に興味深い内容ではありますが、
このアニメーションを制作した人は、
余り技術的に手馴れていないという印象を受けました。

アニメーションを個人制作している人がいますが、
何だかそれに近い雰囲気を感じました。

枚数が少ないので、人物の体の動きが余り滑らかでない。
背景の波などの動きは滑らかなんですけどね。

マイナーだからといって、
下駄を履かせて過大評価するつもりはありませんが、
でも、大変興味深いアニメーションであるとは思います。

ベトナム初のアニメは、なんと、1959年に制作されたそうです。
歴史は古いんですね。
なので、昔のベトナムアニメでも、いずれ取り上げようと思います。

《転載終了》
タグ:ベトナム
posted by Satos72 | ├ ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
リンク集