2016年12月11日

韓国初のアニメーションを求めて…

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12225900243.html
2016年12月10日

《転載開始》

またまたアニメーションのお話ですが、今回は、
特に資料的価値の高いものを…。

ふと、

「韓国初のアニメーションって何だろう?」

と浮かびまして、で、調べてみました。

すると、PDFによる日本語の資料が出てきました。
[PDF]韓国のアニメーション史に関する一考察(キム・ソンヒ 金先喜)

以下の記事は、この資料に基づいて、
私が更に調べあげたものです。





https://www.youtube.com/watch?v=O5mgfnOR-YU


럭키치약 1.jpg

럭키치약 2.jpg

럭키치약 3.jpg

럭키치약 5.jpg

럭키치약 6.jpg

元々、韓国初のアニメーションとしては、
『ラッキー歯磨き粉』(럭키치약)
『ラッキー石鹸』(럭키비누)
のCMアニメーションが知られていたそうです。

ムン・ダルブ(문달부 文達夫)
がアニメーションの全工程を一人で行い、
1956年8月に放映開始されたもので、
アニメと実写が交互にあらわれます。

実写映像では、歯磨き粉の製造工場の様子が出てきます。

『ラッキー春香』(럭키春香)
という題名が出てきますが、恐らくは、
時代劇のパロディなのかも知れません。

とは言うものの、あくまで臆測ですが。

朝鮮戦争が終結したばかりなので、
朝鮮の時代劇なんてものが当時からあったのかどうかは、
その方向に詳しいわけでも無いので知りません。

因みに、
韓国語では「Lucky」を「ロッキ」または「ロッキー」と発音する様です。
「럭키」の綴りも「ロッキ」ですし。

ところが、
春川アニメーション博物館(춘천 애니메이션박물관)
の学芸員が、それよりも2ヶ月も早い、1956年6月に、
『OB시날코』
という作品が公開されていたという事を突き止めたそうです。

しかし、題名の意味がよく分かりません。
発音通りに綴ると『OBシナルコ』となると思うのですが。

これが、実質的に、完成された形での、
韓国初アニメーションと言われています。

この作品も、文達夫によるものだそうです。

しかし、肝心の映像は見つけられませんでした。

ネット上では、絵コンテと思われるものの画像を見つけました。

ラクダが出てくるようですね。

OB시날코.jpg
한국 최초 애니메이션 'OB시날코' 첫 공개 - 오마이뉴스

1956年と言えば、丁度60年前なので、
今年は韓国アニメーション60周年という事になるのですが、
恐らくは地元でもこの事は話題にされていないと思われます。

韓国の初期のアニメーションの幾つかは、
YouTubeに出ておりますので、宜しければ各自ご覧下さい。





所がですよ!!

実は、戦前(日韓併合時)にも、
朝鮮でアニメーションを制作しようという動きはあったそうです。

『犬の夢』(개꿈)
というのですが、1936年11月25日付の朝鮮日報に、
キム・ヨンウン(김용운 金龍雲)と、
イム・ソッキ(임석기 林錫基)の二人が、
菁林現像所というスタジオを建て、
アニメーションを制作しているという記事を掲載しているそう。

개꿈의초등장.jpg
한국애니메이션 역사 1 - 처음처럼 - Tistory

上に示したのが、当該の記事のようです。

前述のイム・ソッキは、多彩な才能を持っていた様で、
自分で音楽を作曲までしていたそうです。

しかしこの試みは、
挫折してしまったのではないかと見られています。

その後、この作品に関する記事や資料が出て来ないというのです。

1936年は、丁度80年前なので、
この作品も今年に紹介するにはキリがいいです。





CFではない初めての韓国アニメーションは、
イソップ寓話に基づいた、
『アリとウマオイムシ』(개미와 베짱이)
というもので、1961年制作だそうです。

韓国では、「キリギリス」が「ウマオイ」になる様です。

国立映画制作所(국립영화제작소)で、
ハン・ソンハク(한성학 韓成鶴)
パク・ヨンイル(박영일 朴英一)
チョン・ドビン(정도빈 鄭道彬)
の3人が共同制作したそうです。

YouTubeには出ていない様ですが、
韓国の動画サイトには出ています。
개미와 배짱이 / 1961년 [만화동영상] - tv팟 - Daum


개미와 베짱이 1.jpg

개미와 베짱이 2.jpg

개미와 베짱이 3.jpg





「韓国初のアニメーション」といえば主に、
「韓国初の長編アニメーション」が語られます。

『ホン・ギルドン』(홍길동 洪吉童)
という、1967年公開のアニメーションです。
홍길동 (에니메이션) - Wikipedia

홍길동 1967.jpg
홍길동 (1967) 한국 최초의 극장용 애니메이션 | 퍼블릭도메인

https://www.youtube.com/watch?v=pyMhf9fIQtg


홍길동 1967_2.jpg

홍길동 1967_3.jpg

更に、韓国初の人形アニメーションも、1967年です。

しかも、長編です。

『フンブとノルブ』(흥부와 놀부)
といい、カン・テウン(강태웅 康太雄)が監督を務めたのですが、
日本初の人形アニメーション作家、
持永只仁に人形アニメーション制作の技術を学んだ事が、
韓国初の人形アニメーションの制作動機ともなっている様です。

https://www.youtube.com/watch?v=LgSnK_Wikxk


흥부와 놀부_1.jpg

흥부와 놀부_2.jpg

来年は、韓国長編アニメーション50周年となりますが、
果たしてイベントは催されるのでしょうか?

《転載終了》

Daumの動画、アメーバには貼れませんでしたが、
Seesaaには貼れました。
posted by Satos72 | ├ 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

妖精の国 ポウ・イン・ポウ 妖精の国ABC(知られざる韓国アニメーションの世界)

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-11974658469.html
2015年10月31日

《転載開始》

今回は、当ブログ初の韓国アニメーション紹介記事です!!

韓国と言えば、まあ、色々と言われていますよね。

私も一応色々と一通り調べていて、色々と知っています。

でもまあ、当ブログは政治系ブログではないので、
その手の話はしない方針です。

右も左も、
もうちょっと冷静になった方が宜しいのではないでしょうか?
というスタンスです。

何かの目的で煽っている人がいると思いますので。

掌の上で踊らされるのだけは、勘弁願いたいところです。

敢えて言わせて貰うならば、韓流好きの人にかの名著
『ディープ・コリア』(根本敬・湯浅学・船橋英雄)
ディープコリア.jpg
3.今まで発売された作品(著作で現在絶版、品切れのもの) - 根本敬公式ホームページ
を見せたらどんな反応が返ってくるのか?と思いましたし、
日本でも一部でファンがいるケモアニメ『ナロンイ』(나롱이)シリーズは、
結局は日本に上陸しないのでしょうか?と残念に思いました。
나롱이.jpg
딸기님 카페 | 만화 종합 - Daum 카페

日韓関係があんなんなっても、以前よりかは落ち着いてるものの、
一応マスメディアはまだ韓国推しをし続けてますし、
アニメーションでは日本に太刀打ち出来ないと、
内心分かっているのかも知れません。

第1弾は、普通にケモアニメな
『トゥルトゥルトゥ ナロンイ』(뚜루뚜루뚜 나롱이, 2004-2006)
なのですけど、第2弾では、ナロンイがヒーローに変身するという
『快傑ロンマン ナロンイ』(쾌걸롱맨 나롱이, 2006-2007)
というお話になっており、そういったぶっ飛んだ所が
韓国らしいと言えば韓国らしいと思うのですけど。
쾌걸롱맨 나롱이 1.jpg
쾌걸롱맨 나롱이 - 나무위키 미러

第3弾は、
『グリーンセイバー』(그린세이버, 2009-2010)
という、パワードスーツ姿に変身して戦う格闘ものっぽい所が、
第2弾に似てるっぽいアニメですけど、
自然と生命の大切さとその理解を目的とした教育アニメだそうです。
그린세이버.jpg

나롱이 - 나무위키

そういえば、
韓国アニメを紹介するブログというのがあったと思うのですが、
久々に検索してみたら、ちゃんと今でも存在していました。

カナのブログ」さんとか。

でも、「韓国 アニメ ブログ」で検索したら、
2ちゃんねるのまとめブログによる、
韓国アニメを批判的に紹介している記事ばかりが出てきて、
何だか寂しいかぎりですね。

前置きが長くなってしまったので、早速本題に参ります。

前述の通り、韓国アニメを紹介する日本のブログというのがあり、
韓国アニメはそのブログで日本向けに紹介されたりしています。

特に最近の韓国アニメについては、
Twitterなどでも詳細に語っている方もおられるほどです。

しかし、中には、日本では全く紹介されていないと思われる
韓国アニメもあるのを確認してしまったため、
今回記事にしてみようと思った次第です。





동화나라 포인포.jpg
동화나라 포인포 - Android Apps on Google Play

妖精の国 ポウ・イン・ポウ
동화나라 포인포

https://www.youtube.com/watch?v=MQgCH6qGDE0


こぐまのピーピー(비비, BeeBee)が主人公の冒険アニメ。

ピーピーが祖父の日記を読むところから始まります。

祖父が昔、蜂の子に誘われて妖精の国を訪れたところ、
小豆色した悪い魔法使いの猫が突如現れ、暴れ回りますが、
牢屋に封印して事なきを得たといった内容が書かれていた様です。

ピーピーには、
ガールフレンドのポポ(포포, PoPo)がいるのですが、
彼女と一緒に、昔祖父が出会った蜂の子に誘われて、
妖精の国にいざなわれてしまいます。

そして、例の魔法使いの猫と出遭ってしまいます。

さあどうなる!?

ってな具合でしょうか?

題名は英語では『Paw in Paw』なのですが、どういうわけか、
この綴りで検索しても、関連の頁はでてきません。

ネット上では、アルファベットで全く紹介されていない様です。

「Bee Bee」も「Po Po」も同様です。

ハングルのみの紹介の様です。

恐らく、ガラパゴス化しているのでしょう。

普通に可愛いので、日韓問題に無頓着な方なら、
恐らく食いつくのではないでしょうか?

동화나라 ABC.jpg
308 - 국립어린이청소년도서관

妖精の国ABC
동화나라 ABC

https://www.youtube.com/watch?v=Eqcv9SuHIlk


『まんが朝鮮昔ばなし』といった感じでしょうか?

OPの小鬼と一緒に登場する、
少女のパンチラがちょっと気になります。

동화나라 ABC 2.jpg


昔のアニメは、少女は当たり前の様にパンチラしてました。

現在では、表現に規制でも掛けられているのでしょうか?
(正直どうでもいいですけど)

いつ頃作られた作品なのかは不明ですが、
日本のアニメの下請けをしてきた関係か、
1970〜1980年代頃の日本のアニメによくありがちな絵柄となっています。

時期的にその頃の作品なのでしょうか?





というわけで、技術的には確かなものはあるものの、
オリジナリティ溢れる作品を作り出せているかどうかに関しては、
果たしてどうなのか?の韓国アニメの最近はどうなのでしょうか?
最近の韓国産アニメが洗練されてきている件について - NAVER

「日本の漫画・アニメの二番煎じ」
と言われ続けてきた韓国の漫画・アニメ。
(実際の所そうなのだからしょうがないけど・・・)

でも最近は、やっと洗練されてきたのでしょうか?





《追記》
あと、もう一つ気になったアニメを・・・。

구름빵.jpg
어린이 콘서트 "구름빵" - 대명리조트 TRAVELOG - Tistory

『雲のパン』(구름빵)というのですが、
KBSが日本語サイトを作成している上に、
アニメ - 「雲のパン」(구름빵) - KBS World
韓国には通常批判的スタンスの「夾竹桃日記」さんも、
珍しく好意的に紹介していました。
韓国で放送中の人気アニメ「雲のパン」 - 夾竹桃日記

ミュージカルにもなっている様です。
(アニメのミュージカル化の例は結構ありますけど)
韓国の子どもたちに大人気の童話「クルムパン、雲のパン」 - KBS World Radio

https://www.youtube.com/watch?v=_7UJ2VCxWHw


3DCGなんですけど、平べったい雰囲気を出す事によって、
紙製の人形を彷彿とさせ、手作り絵本の様な世界を作り上げています。

こういう遊び心はいいですね!!

日本に対してもその調子で素直になってくれたらいいのですけどね・・・。
(シンシアリーさんの仰るとおり、無理なのでしょうか?)

《転載終了》
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