2017年06月14日

HERO:108(水火108, 2010)台湾のアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11425297792.html


《転載開始》

水火:108.jpg

【制作】
ガマニアデジタルエンターテインメント(遊戲橘子原創)

【公式サイト】
http://www.ilovestage.com.tw/hero108/

http://www.youtube.com/watch?v=dvQstg1SLF8




台湾のアニメって、本当に検索で見つけにくい。

でも、何とか目を見張る様な作品を幾つか見つけました。
見つけた中で技術的にも内容的にも最も良いと思ったのは、
国立台湾芸術大学(國立台灣藝術大學)
の学生が卒業制作で制作した
『見えないところに - ココ』(Out of Sight(敲敲))というのですが、
非現実的な幻想描写がとても秀逸。
頭の中のイメージを視覚化する才能に長けているとしか思えない。
私が今まで観た台湾アニメの中で最も好きなアニメです。
「敲敲」は犬の名前の様で、「ココ」と言います(台湾語の発音)。
中国語(北京語)では「チャオチャオ」ですが。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=4qCbiCxBd2M

しかし、日本のサイト等でかなり紹介されているので、
マイナー専門ブログとしては、
敢えて詳細な紹介は控えようと思います。
犬とはぐれた少女の大冒険を描いたアニメーション「Out of Sight」 - GIGAZINE

他にも『魔法ばあちゃん』(魔法阿媽)という長編アニメがあります。
こういうのが見つけたかった!!
最近では『魔跡伝奇』(魔蹤傳奇 Traces)なんてのもあります。
これらについては別の機会に紹介しましょう。



今回紹介するのは、
オンラインゲームをアニメにしたもののようです。
Wikipedia頁を探してみると、その会社を紹介する頁がありました。
ガマニアデジタルエンターテインメント - Wikipedia
しかし『Hero:108』の頁は、今の所未だ作成されていません。
取り敢えず、分かった範囲を紹介しましょう。

「108」という数と言えば、思い当たるのが、梁山泊の108人です。
そう、『水滸伝』がベースなのです。
それを、今風のセンスでアレンジしたというわけです。
とはいっても、アレンジのし過ぎですが(笑)。



私の知る限り、台湾のアニメは、
中国や韓国に比べて驚くほど少ない。
中国や韓国は、中華意識というものを持っているためなのか、
世界的な日本人気に嫉妬したり脅威を感じているため、
日本に対する対抗意識があり、
国策でアニメーションを推進しています。
が、台湾人は、
外省人(戦後中国から台湾に渡ってきた中国人)を除いて、
概ね親日である為なのか?日本を慕いこそすれ、
一部の工作員を除いて、対抗意識というものが無い。
そこが、中韓に比べて積極的にオリジナルアニメを作ろうとしない
理由なのだろうか?と、勝手に妄想しました。

【追記】
台湾オリジナルアニメがあまり作られていないと感じる理由について、
その傍証と思える話を知りました。
コチラです↓
都条例についで、台湾の表現規制歴史を書いてみた(Togetter)
http://togetter.com/li/78280
台湾漫画界は表現規制で衰退した! 
漫画・アニメを規制する都条例に関連して『Twitter』で話題に
(ニコニコニュース)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw14409
要約すると、


台湾政府が1960年代に漫画の表現規制を掛けたところ、
台湾の漫画家の想像力を縛りつけたため、
台湾漫画が大ダメージを受けた。
そこへ、日本の漫画が海賊版として入ってきて流通。
「漫画と言えば日本産」というイメージが定着。
1987年に規制が撤廃されたものの、立ち直るには至らず。

『東京都青少年健全育成条例』の問題に絡めて、
2010年にTwitterでこの話が話題になっていたようです。

まあこれからですよ、台湾漫画・アニメの躍進は。
臺灣加油!!

《転載終了》
タグ:台湾
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2016年11月06日

台湾原住民を題材にした台湾のアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12216176817.html
2016年11月4日

《転載開始》

今回は、台湾の先住民を題材にしたアニメーションをご紹介いたします。

まずはその前に、「先住民」という呼称について重要な事を…。

台湾で「先住民」というのは、既に絶滅している民族の事を呼ぶそうで、
「原住民」と呼ぶのが適切らしいです。

しかし周知の様に、日本では「原住民」という呼称は差別的というか、
蔑称と見做されているので、「先住民」という呼称が使われています。

でも、できるだけ現地主義に則りたい私なので、
「原住民」は台湾では蔑称と見做されていない上に、
「先住民」は絶滅した民族の呼称でイメージが悪い事を考えると、
少なくとも台湾の先住民に限って言えば、
「原住民」という呼称を使用したいと思います。

「支那」という呼称は元々差別語ではないけど、
中国の人が使って欲しく無いと要望しているのなら、
使わない様にする、様なものですね。

「ジプシー」を「ロマ」、「エスキモー」を「イヌイット」、
「ラップ人」を「サーミ人」と呼び替える様なものです。

アメリカの先住民が、「ネイティヴ・アメリカン」ではなく、
自ら進んで「インディアン」と名乗っているという話もあります。
アメリカ先住民族の呼称(ネイティブ・アメリカンとアメリカ・インディアン)

最近も「土人」発言が問題になっていますね。

話が脱線してしまったので元に戻します。

最近、こんなアニメーションのニュースを知りました。

伝統的な暮らしから科学をひも解く 先住民のアニメ、世界で高評価/台湾 - 中央社フォーカス台湾

記事や画像の無断転載禁止だそうですので、
リンクするに留めます。

https://www.youtube.com/watch?v=Of_oHftqnWk


GoGoGiwas 吉娃斯愛科學-1.jpg

GoGoGiwas 吉娃斯愛科學-2.jpg

GoGoGiwas 吉娃斯愛科學-3.jpg

「GoGoGiwas 吉娃斯愛科學」
(ゴーゴージワシ ジワシは科学が好き)
というアニメーションです。

内容をざっくり説明すると、台湾原住民の伝統的な暮らしの知恵と、
科学的知識を結びつけた3DCGアニメーションだそうです。

制作は、「Engine Studios原金國際」(エンジン・スタジオ)だそうです。

公式サイト
http://enginestudios.com.tw/

フォーカス台湾の記事では、清華大学が製作と出ているのですが、
内容(シナリオ)の作成が精華大学で、
アニメーションの制作は「エンジン・スタジオ」と思われます。

清華大学があるのは新竹市です。

新竹市のある新竹県は、客家が多く住む地域ですが、
この辺りは漫画やアニメで町おこししている様で、つい先日も、
2016新竹県国際アニメーション芸術祭
(2016新竹縣國際動漫藝術節)
というアニメーションフェスティバルが開催されたそうです。

2016新竹県国際アニメ芸術祭(2016新竹縣國際動漫藝術節).jpg
2016動漫藝術節-10/22幸福愛情音樂會:締結儀式幸福見證人徵選 - Accupass 活動通

詳細は、
劉興欽(台湾の漫画家)と、新竹漫畫夢工場(新竹の漫画アニメスポット)
という記事をご覧戴きたいのですが、その辺りを調べる為に、
来年の台湾旅行を計画しています。

台湾の手塚治虫と呼ばれる、劉興欽が新竹の出身である事と
関係があるのかも知れないと、私は思っています。

宝塚市を漫画の聖地にする様な感じです。

フォーカス台湾の記事を読むと、
長編アニメーションかと思ってしまいますが、
下の画像を見ると、全13話(1話13分×13)
のテレビアニメーションである事が分かります。

GoGoGiwas 吉娃斯愛科學-4.jpg
【賀】科技部補助製作的「吉娃斯愛科學」入圍「富川國際動畫影展」 - 科技

つい先月韓国で開催された
「富川国際アニメーション映画祭2016」
にも出品されていた様です。

因みに「吉娃斯」はアルファベットで「Jiwasi」と綴るそうなので、
「ジワシ」ないし「ジワスィ」と発音するのかも知れません。
(断言できませんが)





それと、こんな台湾原住民アニメも見つけました。

「イノシシ、ムササビ、サキヌ」
(山豬.飛鼠.撒可努)
というアニメーションです。

英語表記は、
「The Sage Hunter Sakinu」
(賢き狩人 サキヌ)

2010年頃の制作の様です。

https://www.youtube.com/watch?v=hTCxrFBXJ_E


山藸.飛鼠.撤可努-1.jpg
和利得多媒體- 山豬飛鼠撒可努科普卡通第01-03集中閩語版 - 郵政商城

山藸.飛鼠.撤可努-2.jpg
山豬。飛鼠。撒可努 - 弘恩動畫王國

アーロンロン・サキヌ(亞榮隆‧撒可努)
という、パイワン族出身作家による、
自伝的ノンフィクションのアニメ化ですが、
その前に、実写映画化(2005年)されています。

https://www.youtube.com/watch?v=bdOaSk7NhZE


山藸.飛鼠.撤可努-3.jpg
The Sage Hunter (2005) - IMDb

何と、主役は原作者自身が演じているそうです!!

内容についてですが、
日本語で紹介しているブログやサイトが幾つかあったので、
参考にさせていただきます。
映画で知る台湾原住民族 - 台湾原住民族との交流会
migration (1989-20XX) 【レビュー】『風を歩む男』、台湾の山地に生きる狩人の誇り

かつて自然と共に共生していた原住民の文化が、
時の政府により衰退に追い込まれていったが、そんな中、
パイワン族にとっては生活の一部であり、最も大切な場所である森に、
高速道路の建設計画が持ち上がる。

村人たちは政府に工事の中止を訴えるべく、
部族の命運を賭けてサキヌを台北に向かわせる事にした…。

表記で気をつけたいところは、「」(イノシシ)の漢字表記が、
アニメ版では「」となっているのに対し、
原作版や実写映画版では「」となっているところ。

山藸.飛鼠.撤可努-4.jpg
山藸.飛鼠.撒可努 - 歌コ英文書店

「山藸.飛鼠.撒可努」という表記なのです。

「草冠」(くさかんむり)があるかないかの違いです。





というわけで、原住民の文化、伝統文化は大切にし、
尊重しなくてはいけないという事を、改めて思いました。
(人にも自然にも優しいものに限ります)

多数派、メジャーな文化に押しつぶされない事を願います。

私が、マイナーなものに目を向ける理由が、これなのです。

それから先述の通り、フィンランド・エストニアの次は、
台湾に旅行に行きますので、今からワクワクしています!!

《転載終了》



おまけ画像

山藸.飛鼠.撤可努-5.jpg
和利得多媒體- 山豬飛鼠撒可努科普卡通第04-6集中閩語版 - 郵政商城

山藸.飛鼠.撤可努-6.jpg
和利得多媒體- HS山豬飛鼠撒可努-1-13集 - 郵政商城
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2016年10月16日

劉興欽(台湾の漫画家)と、新竹漫畫夢工場(新竹の漫画アニメスポット)

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12209563603.html
2016年10月15日

《転載開始》

今回は、台湾の漫画家さんのご紹介です。

とはいっても、古い世代のですが。

藤子不二雄や美輪明宏と同世代です。

「台湾の手塚治虫」的立ち位置でしょうか?

劉興欽 1.jpg
Book1991-1995

劉興欽 2.jpg
劉興欽的漫畫人物機器人@ 這是我的部落格:: 隨意窩Xuite日誌

時代が時代なだけあって、画風が昭和前期ですね(笑)。

このロボットは「機器人」という、まさにそのまんまな名前なのですが、
どことなく「ロボタン」を思い出してしまいます。

私は勝手に「台湾のロボタン」と呼んでいます(笑)。

空を飛んだりもしますが、一体どうやって飛んでいるのかは不明。
(まあ、漫画ですから)

劉興欽 3.jpg
劉興欽 - Wikipedia

この方が劉興欽さんですが、現在もご健在だそうです。私は一瞬、
綾小路きみまろがベレー帽を被っているのかと思いました(笑)。

ちなみに劉さんは、発明家でもあるそうで、
ジュネーブの国際発明展では銀メダルと銅メダルを獲得し、
ニューヨークの世界発明博覧会では優秀賞などを受賞しているそう。
漫画家の劉興欽さん:神韻を見なければ絶対に後悔する(写真) - 日本明慧

取得特許件数は100を越えているそうです!!
漫画家 劉興欽の世界 - 台湾光華雑誌 Taiwan Panorama

現在は、アメリカ在住だとか。
日本からも関係者招き国際アニメ夏季講座/台湾・新竹 | 観光 | 中央社フォーカス台湾

劉興欽 4.jpg
鐵道行旅新竹內灣支線- 週五樂週末- 自由FUN送台

劉興欽まんが発明館(劉興欽漫畫暨發明展覽館)というのが、
2005年3月に開館したそうです。

元は鉄道職員のための宿舎だったそうですが、
その後使われずに放置されていた建物を、
町おこしのためにまんがミュージアムにしたとのこと。

その目論見は成功し、観光名所として賑わっているそうです。

場所は、台湾鉄道で新竹駅から内湾支線に乗り換え、
内湾駅(內灣車站)で下車して2分だそうです。

いずれ行こうと思っています。

新竹県は「客家」が主に住む地域の様で、
恐らくは客家語が日常語として話されているのでしょう、おそらく。

という事はつまり、劉興欽さんは、客家系でしょうか?
(断言は避けます)

劉興欽 5.jpg
[GO]新竹(三)--內灣劉興欽漫畫發明館&北埔 - jester0706 - 痞客邦PIXNET

劉興欽キャラのトーテムポール?
藤子・F・不二雄ミュージアムを思い出してしまいました。

↓日本語で紹介している頁
劉興欽 漫画発明展覧館 | 台北ナビ
新竹県劉興欽漫画館 - 文化部-地方文化館

劉興欽の代表作には、
「阿三哥與大嬸婆」(三兄ちゃんとおばちゃん)のシリーズがありますが、
「大嬸婆與小聰明」(おばちゃんとおりこうくん)
というアニメーションも作られています。>

「機器人」も出演しています。

制作会社は「和利得多媒體」だそうです。
http://www.click-cmc.com/

大嬸婆與小聰明.jpg
交大e-News 第012期 - 秘書室校友聯絡中心 - 國立交通大學

https://www.youtube.com/watch?v=KRI2mPOznVc


昔懐かしい漫画の要素がちらほら。

ひみつのアッコちゃんの登場人物、
大将の様な着こなし(へそだしルック)のキャラとか。

でべその描き方が日本の漫画からの影響をモロに感じます。

劉興欽 6.jpg
夏日樹下好乘涼

それと、私が感動を覚えたのは、こういう作品です↑

南画風の背景に昭和の漫画風の人物を描いた様な絵画も描いています。

そんなわけで、劉興欽まんが発明館には、
絶対に足を運ぼうと思っています!!

劉さん、いつまでもお元気で!!





…っと、更に調べを進めていくと、
新竹は漫画とアニメの聖地になろうとしているみたいです。

内湾線の車輌の内装や外装、駅などを、
漫画やアニメの絵柄で飾るとか。

「新竹漫畫夢工場 - 動漫路線之旅」
というのだそうですが、色々と調べてみると、
いまや内湾線沿線が漫画アニメの聖地と化している様です!!

しかも、日本の漫画やアニメのキャラクターがメインです!!

新竹漫畫夢工場 1.jpg
台灣漫畫夢工場接軌國際新竹、日本動漫零時差- udn部落格

「内湾駅から阿佐ヶ谷駅へ」

阿佐ヶ谷はアニメと深い関わりのある町でしょうから。

2ちゃんねるキャラみたいなのがマスコットの様です。

新竹漫畫夢工場 2.jpg
內灣線再現彩繪列車 漫遊9驛風光 - 蘋果日報

内湾線のラッピング電車。

一瞬、ポケモンの新キャラかと思いましたが、
怪獣デザインで知られる西川伸司さんがデザインした、
シンジラ(新吉拉)という“台湾版ゴジラ”だそうです。

新竹漫畫夢工場 3.jpg
新竹內灣鐵道支線賞櫻、老街之美(1) - 禹樵司機 - 痞客邦PIXNET

とっても落ち着かない内装?

サンリオピューロランドかと。

如何にも、遊園地内で運行しているファンシーな電車かと。

劉興欽 7.png
台灣文創漫畫與日本動漫結合新竹內灣打造動漫園區 - ETtoday 東森旅遊雲

これってもしや、「劉興欽まんが発明館」の入口ではないですか?

あのゴチャゴチャあった漫画のキャラクターは、
現在はもう撤去されてしまったのですか?

もしそうだとしたら残念ですけど…。

2016新竹縣國際動漫藝術節.jpg
2016動漫藝術節-10/22幸福愛情音樂會:締結儀式幸福見證人徵選 - Accupass 活動通

2016新竹県国際アニメ芸術祭(2016新竹縣國際動漫藝術節)
というのもありますが、何と、
このブログ記事を書いている10月15日が初日です!!

《公式サイト》
http://www.hs-animation2016.url.tw/

というわけで、
ついでに書いた記事が意外と長くなってしまいました〜!!

ところで何故、
新竹が台湾に於ける漫画アニメの聖地になろうとしているのか?

恐らくですが、台湾漫画界の巨匠劉興欽の出身地であることや、
劉興欽まんが発明館が開館した事によって
新竹が活気を取り戻したことなどが、
理由としてあるのではないかと、私は思っています。

日本でも、“萌え”で村おこしみたいな事が行われていますし。

私も漫画アニメ大好きですので、とても良いことだと思います。

《転載終了》



おまけ画像

大嬸婆與小聰明 2.jpg
大嬸婆與小聰明 科普卡通 第31-40集 閩南語版 - 郵政商城

大嬸婆與小聰明 3.jpg
和利得多媒體- 大嬸婆與小聰明科普卡通第1-10集全語言版 - 郵政商城

《追記》
内湾線の内装の画像貼り付け(2016/11/5)
posted by Satos72 | ┌ 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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