2015年08月05日

ヤギ(بز چینی)アフガニスタン初の3DCGアニメーション

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11809718855.html
2014年7月22日

《転載開始》

Buz e Chini بز چینی.jpg


ラテン文字表記:Buz-e-Chini(Boz Chini)

【監督】
アッバース・アリ
Abbas Ali

【スタジオ】
ポスト・アメイザーズ(パキスタン:カラチ)
Post Amazers

【時間】
20分

【資料】
http://jp.globalvoicesonline.org/2013/02/19/20319/
Buz-e-Chini - Wikipedia English

http://www.youtube.com/watch?v=L7ulJG3icTg


アフガニスタンと言えば、長い間、戦争に苦しめられてきた国で、
今も尚、紛争が続いています。

私の世代だと、ソビエトによる軍事侵攻が最も印象的です。
(映画『ランボー3/怒りのアフガン』がありましたね)

日本では余り知られていませんが、それ以前には、
イギリスがアフガニスタンに侵攻していたそうです。
http://www.asahi-net.or.jp/~cn2k-oosg/afghan03.html
http://www.geocities.jp/salam_afj/loyajirga1.htm
英軍との間に3回も戦争が行われたそうですが、3回とも英軍が敗れています。
当時、世界最強だったイギリスが、
アフガニスタン相手に全て敗れていたというのには驚きです。

しかも、地勢的状況や、交通の要衝の地である事などから、
古代より、諸民族諸文化が交錯してきたのだそうで。
http://www.asahi-net.or.jp/~cn2k-oosg/afghan02.html

一日も早く、平和が訪れる事を願っていますが、まさかそんな国で、
最近、3DCGアニメーションが制作されていたというのは、ちょっと驚きでした。

それ所ではないのではないかと思っていたので。

まあ、アフガニスタンの生の状況というのを体験していないので、
勝手な事は言えませんけど。



「ハザーラギー語」とは、
台詞には「ハザーラギー語」(ハザラギ語)(هزارگی)が使用されているそうです。

アフガニスタンとパキスタンに住む「ハザーラ人」が使用する、
ペルシャ語の方言だそうです。
Hazaragi dialect - Wikipedia English



「ハザーラ人」とは、
Wikipediaによれば、アフガニスタンを中心に居住する民族で、
人種的には、モンゴロイドにコーカソイドが少し混じるそうです。

彼らが使用する「ダリー語」にはモンゴル語起源の単語が多く、
外見もモンゴロイド的であるため、チンギス・ハーンに率いられて
アフガニスタンにやってきたモンゴル人の末裔ではないかと見られ、また、
シーア派のイスラームを信仰しているため、現在も差別を受けているとのこと。

先述の様に、モンゴロイドとは言うものの、
コーカソイドが少し混じっているためか、外見は平均的日本人に近い様です。
http://blog.goo.ne.jp/makiryota/e/caaddbf34fdb2c73fa8c2169dfe46339
http://www003.upp.so-net.ne.jp/fuimei/Af-re-5.htm

因みに、ターリバーン(タリバン)によって破壊された、バーミヤンの石仏は、
ハザーラ人の居住地域にあるそうです。
ハザーラ人 - Wikipedia



ハザーラギー語とダリー語は同じものなのか?
調べてみた所、ハザーラ人の使用するダリー語を、
ハザーラ人自身が「ハザーラギー語」と呼んでいるそうです。

ダリー語とは、基本的には同じなのだが、
モンゴル語由来の単語が含まれているため、
全く同じというわけではない、という事の様です。
http://www.chikyukotobamura.org/muse/low070310.html
http://wee.kir.jp/afghanistan/afg_people.html



物語について
「1匹のヤギと悪賢いオオカミにだまされた3匹の子ヤギたちにまつわる民話」
を基に、ハザーラ人の政治家、
フセイン・アリ・ユセフィ氏(حسین علی یوسفی, Hussain Ali Yousafi)
が台本を書いたそうです。

そのユセフィ氏は、残念ながら、2009年に暗殺されているそうです。
このアニメーションは、彼に捧げられています。
Hussain Ali Yousafi - Wikipedia English

映像中、ターリバーンによって破壊された、バーミヤンの石仏も出てきます。



監督について
監督を務めた、アッバース・アリ氏は、
アフガニスタン生まれのハザーラ人グラフィックデザイナーだそうです。

パキスタンに避難し、そこでアニメーションを学び、
本作を制作し始めたのだそうで、ターリバーン政権が打倒された後、
アフガニスタンへ戻り、この作品を完成させたのだそうです。

子供の頃からアニメが大好きで、
学校の授業をサボってまで見ていて先生に叱られた程だそうで、
それが、グラフィックデザインに進む切っ掛けになったのだそうです。



制作の目的
30年にもわたる戦争と破壊に別れを告げ、
国を再建し、明るい未来像を抱いた新世代を育てるためと、
ターリバーンによるアフガニスタンの文化の抹殺を防ぐため、だそうです。

初の公認の上映会の一つは、
バーミヤンの洞窟の中で開催されたのだそうです。



題名について
題名の「Chini」に相当する「چینی」の意味を調べてみたところ、
「China」、つまり「中国」に相当するらしい様なのです。

画像検索すると、中国に関するものがいっぱいでてきました。

つまり、「بز چینی」を直訳すると「中国山羊」という意味でしょうか?

でも、中国は直接関係無い様に見えます。
そういうヤギの種類でもあるのでしょうか?断言は避けますが。

なので、題名の和訳は、単に「ヤギ」という風に、敢えて曖昧にしています。



制作スタジオについて
主にアニメーションスタジオの「ポスト・アメイザーズ」で制作されていますが、
Wikipediaによると、パキスタンのカラチにあるそうです。

他にも、ベルギーのブリュッセル、
アンティグア島のセント・ジョンズ、
トリニダード・トバゴのポート・オブ・スペイン
等にもスタジオがあるようです。
Post Amazers - Wikipedia English

《転載終了》
posted by Satos72 | └ アフガニスタン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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