2017年11月12日

メッキ(Mecki)ドイツのキャラクター

https://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12325457209.html
2017年11月11日

《転載開始》

今回は、ドイツの人気キャラクター、「メッキ」のご紹介です。
 
Mecki_1.jpg
Steiff Hedgehog Family: `Micki`, `Mecki`, `Macki `Mucki. G. (4) - The Saleroom
 
このキャラクターの成り立ちについて、
主にWikipediaを参考にしながら述べていきます。
Mecki - Wikipedia
 
Mecki_2.jpg
Mecki - Pinterest
 

ディール兄弟(Brüder Diehl)が1938年に制作した、
『うさぎとはりねずみの競争』
(Der Wettlauf zwischen dem Hasen und dem Igel)
という人形アニメーションが元になっています。
フェルディナント(Ferdinand)ヘルマン(Hermann)パウル(Paul)の三兄弟です。
Ferdinand Diehl - Wikipedia
 
ディール兄弟は、
人形アニメーション「メッキ」をモノクロのポストカードにもしています。
(2番目の画像)
 
そのアニメーションも、
グリム童話集『家庭の童話』(Der Hase und der Igel)第5版(1843年)に掲載された、
『うさぎとはりねずみ』(Der Hase und der Igel)
が元になっている様です。
下の画像は、グスタフ・ズュース(Gustav Süs)による挿絵(1855年)。
 
Der Hase und der Igel.jpg
Der Hase und der Igel - Wikipedia
 
第二次世界大戦後の1946年に創刊され現在も続いている人気雑誌
「ヘアツー」(Hörzu)にメッキが登場しましたが、その経緯の説明です。
 
Mecki_3.jpg
Seite13 - kino-50er.de
 
その編集長だったエドゥアルト・ライン(Eduard Rhein)の自叙伝によると、
初めこのハリネズミのキャラが目に留まった時非常に感銘を受け、
同誌のマスコットに起用したいと願ったものの、
その権利者を探しても中々見つからなかったそうです。
 
えッ?知らなかったんですか?と思いましたが、
まあ、主に子どもの教育の場で知られていた存在だと思うので、
畑違いの世界の事は、例え有名でも人気でも知らないという事はあるので、
なるほどと思いました。
 
「メッキ」の名の由来ですが、
1947年に同誌の編集者として2〜3ヶ月働いていた、
ハンス・メクレンブルク(Hans Mecklenburg)の愛称が元になっているとか。
 
ラインは、イラストレーターのラインホルト・エッシャー(Reinhold Escher)に、
ディールによって制作されたポストカードを参考に、
メッキのイラストとストーリーを作る様に依頼。
(著作権者不明の状態で)
 
フェルディナント・ディールは、
ハリネズミのキャラクターが使用されている事を知り、
著作権侵害をめぐって訴訟を起こしましたが、
イラストと漫画に限りそのキャラクターを使用しても良いとする事で合意し、
和解が成立。
ラインの自叙伝によると、無断使用のつもりは無かった様ですけど。
 
メッキの妻は、ミッキ(Micki)、子どもたちは、マッキ(Macki)、ムッキ(Mucki)
と名付けられたそうです。
 
話は脇道に逸れますが、エッシャーのメッキ以外の作品にはこんなのがあります。
BRUMMI DER HONIGBÄR.jpg
Brummi | Flickr
メッキを描く専属契約に縛られていたものの、
ラングネーゼ蜂蜜(Langnese-Honig)の広告用漫画を描く事が許されたそう。
 
そうして生まれたのが、
「はちみつぐまのブルミ」
(Brummi der Honigbär)です。
 
Mecki und seine Freunde_1.jpg


Mecki und seine Freunde_2.jpg

Mecki und seine Freunde_3.jpg

Mecki und seine Freunde_4.jpg

1995年、人形ではない通常のアニメーションが登場。
『メッキとそのなかまたち』
(Mecki und seine Freunde)
というのですが、内容はオリジナルものものとは無関係で、
キャラクターを拝借しているだけのようです。
ドイツではなくハンガリーで制作しているそうです。
 
オリジナルのものとは違って、
キモくなく割りと可愛い感じにはデザインされています。
 
妻の名は、グレートヒェン(Gretchen)、
息子はマックス(Max)、娘はズーズィ(Susi)。
 
【監督】
テルノフスキー・ベーラ(Ternovszky Béla)
【スタジオ】
パンノーニア・映画スタジオ(Pannónia Filmstúdió)
Mecki und seine Freunde - wikipedia
 
上の映像を見てみると、
「INFAFILM」(ドイツのスタジオ)とも出ていて、
1994年制作と出ています。
「パンノニアフィルムスタジオ」とも出ていて、
そんなに間違ってはいない様ですが…。
 
お世辞にも「可愛い」とは言いがたいメッキではあります。
「おっさん」という事を割り引いても、
日本人の感覚から見ればキモさ全開ですが、
東欧雑貨マニアには注目されている存在ではあるので、
紹介させていただきました。

《転載終了》
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2016年06月26日

ハチプー(Hatschipuh)西ドイツの実写とアニメの融合長編映画

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12171569799.html
2016年6月25日

《転載開始》

Hatschipuh 4.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=jtOYBYqjjfA


《監督》
ウルリヒ・ケーニヒ(Ulrich König)

《脚本》
ウルリヒ・ケーニヒ
フランツ・マリシュカ(Franz Marischka)

《制作に携わった会社・団体》
ムトスコープ映画(Mutoskop Film)
M+P映画(M+P Film)
ロベルト・ファン・アッケレン映画プロダクション
(Robert van Ackeren Filmproduktion)
マラン映画(Maran Film)
南ドイツ放送交響楽団(Süddeutscher Rundfunk (SDR))
TTDチェックポイント・ベルリン映画プロダクション有限会社
(TTD Checkpoint Berlin Filmproductions GmbH)

《制作》
1986年

《公開日》
1987年3月5日

《資料》
Hatschipuh (1987) - IMDb
Hatschipuh - Wikipedia

Hatschipuh 1.jpg

Hatschipuh 2.jpg

Hatschipuh 3.jpg

たまたま見つけた長編映画ですが、
アニメーションと実写の融合です。

当時は未だ、ドイツが東と西に分かれていて、
西ドイツで制作されました。

予告編の音楽を聴いてみると、如何にも80年代ですが、
尺八っぽい音も出ていますね(笑)。

日本では私しか紹介していない様で、
日本語での検索では紹介記事を全く見つけられませんでした。

IMDbに出ている「あらすじ」によれば、
妖精ノームのハチプーと仲良しになった
農場主の所有している農場が倒産してしまい、
売りに出されてしまいますが、
そんな農場主とその家族の生活を守るために、
ハチプーを初めとしたノームたちが奮闘する、
といった内容の様です。

まず私は、この作品を見て、
『プムックル』(Pumuckl)を思い出しました。

Pumuckl.jpg
"Pumuckl"-Mama Ellis Kaut ist tot - STIMME.de

妖精の少年プムックルとエーダー親方とのやりとりを描いた、
実写とアニメーションの融合によるテレビドラマで、
元はラジオドラマだったそうですが、長編映画も作られました。
Meister Eder und sein Pumuckl (Fernsehserie) - Wikipedia

この作品は、日本でも一部で知られており、
この作品についてネット上で語っている人がいたりします。

それからこれらの作品とほぼ同時期に、日本では、
『ペットントン』とか『ロボット8ちゃん』、『バッテンロボ丸』等といった、
「東映不思議コメディシリーズ」が、
毎週日曜日の朝9時より放映されていましたけど、
それらも思い出してしまいました。

当時子どもだった私は、ワクワクしながら観ていましたけど、
今はこういった「ワクワク」させるものが、余り無い様な気がして、
何だか寂しい感じはいたします。

勿論、今の私はいい歳をした大人だからというのもありますけど、
何だか心がこもっていない様な、スカスカなものとか、
妙にドギツイギラギラ感を感じたりするのです。

昭和初期とか大正時代の子ども雑誌の挿絵とか、
そういったものの方が、見ていて癒されます。

・・・と、話がどんどんとズレて行っている上に、
愚痴っぽくなってしまったので、
この辺りで終わりにしたいと思います。

・・・と、本稿を終える前に、コチラの画像を出しておきます↓

Bikić studio.jpg
Biography - ZDEP art&craft

私が「ハチプー」の存在を知った切っ掛けは、上に示した画像です。

セルビアに20世紀末まで存在したアニメーションスタジオ、
「ビキッチ・スタジオ」(Bikić studio)が、
「ハチプー」のアニメーション制作にも携わっていたわけです。

「ビキッチ・スタジオ」については、コチラをご覧ください↓
ビキッチ・スタジオ(Bikić studio)セルビアのアニメーション会社の仕事

《転載終了》
posted by Satos72 | ┌ ドイツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月24日

プラクティカ(Praktica)東ドイツのカメラのCMアニメーション

http://ameblo.jp/sekaino-television999/entry-12130585648.html
2016年2月20日

《転載開始》

Praktica 1.jpg

Praktica 2.jpg

Praktica 3.jpg

Praktica 4.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=ow4GAMUFHVE


「東ドイツのアニメーションって何か無いかな?」
と思って調べてみて見つけたCMアニメーション。

最後のクレジットから、1986年制作というのが分かります。
丁度、30年前ですね。

映像はカメラを首にぶら下げた二人の人物から始まりますが、
次から次へと形態がモーフィング(変容)していく様は、
中々見事なものです。

しかし、とても気になったのは、トップレスの女性が出てきた事。
(4番目の画像)

絵柄が絵柄なだけに、特に猥褻さは感じませんでしたが、
東ドイツは窮屈な社会というイメージがあったので、
こういう表現がよくできたなと思いました。

最も、東ドイツがどれ程の自由さの社会であったのか?
生活した事が無いので何とも勝手な事は言えませんが。

東ドイツは、アニメーションがまともに作られていないのか?
と思うくらい、検索でも余りまともに出てきません。

人形テレビアニメーションの
『ぼくらのザントメンヒェン』(Unser Sandmännchen)
が一部で有名なくらいでしょうか。
Unser Sandmännchen - Wikipedia Deutsch
Sandmännchen.JPG

ドイツに「砂男」(Sandmann)という睡魔の精霊の伝承があり、
それがモデルの様です。
ザントマン - Wikipedia

砂の入った大きな袋を背負った老人の姿をしているそうで、
ロマン派の作家にして古典派の作曲家、
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン
(Ernst Theodor Amadeus Hoffmann)
怪奇小説『砂男』(Sandmann)
の題材にもなっているそうですが、
内容は夢があって可愛らしいです。

さて、「プラクティカ」というのは、旧東ドイツのカメラ会社、
ペンタコン(Pentacon)から発売されていたカメラだそうです。
Pentacon - Wikipedia Deutsch
Praktica - Wikipedia Deutsch
Praktica-Modelle.jpg

現在は、ドイツ統一の影響により苦境に陥り、
レンズ会社の「シュナイダー・クロイツナッハ」
(Schneider Kreuznach)に吸収合併されてしまったそうです。

日本では「プラクチカ」という綴りで語られています。
(発音を聴いてみると明らかに「プラクティカ」なのですけどね)
「プラクチカB物語」を見る - tcp
寒い国から来たプラクチカ : Xylocopal's Photolog
Praktica - parm.island

日本にも愛好家がおられる様です。

《転載終了》
タグ:ドイツ
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