2015年10月25日

チェコのアニメーション監督 ズデニェク・スメタナ(Zdeněk Smetana)のお仕事

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12087399401.html
2015年10月23日

《転載開始》

今回は、チェコのアニメーション監督にして、
脚本家、絵本作家、画家である、
ズデニェク・スメタナ(Zdeněk Smetana)
の作品を幾つかご紹介します。

というのも、今年は彼の生誕90周年ですから。

ヒーロー音楽で有名な、渡辺宙明と同い年ということです。
ヒーローサウンドの様な極私的クラシックコンサート!! & オーケストラ・ナデージダ演奏会情報

また、チェコは小国ながらも、クラシック音楽やアニメーション等、
日本でもよく知られているものが少なくなく、
とても存在感の大きい国です。

しかしながら、ズデニェク・スメタナは
意外にも日本では余り知られていないのではないかと思ったのですね。

それが、今回の記事を書く動機となりました。

ズデニェク・スメタナの活動の場は、
トリック兄弟社(トリック・ブラザーズ)(Bratři v triku)や、
クラートキー・フィルム・プラハ(Krátký film Praha)等だそうです。
Zdeněk Smetana - Wikipedia Čeština

実は、ズデニェク・スメタナの手掛けたアニメーションを、
既に(2014年1月23日)弊ブログで紹介しています。
小さい魔女・アニメ版(Malá čarodějnice, 1984)チェコのアニメーション

Malá čarodějnice DVD.jpg

『小さい魔女』(Malá čarodějnice)というのですが、
『小さな魔女』の方が日本語の語感的にしっくり行くと思ったものの、
このアニメーションの原作の児童文学作品が日本語訳されたときに、
題名が「小さい魔女」と訳されてしまったので、
私の方も「小さい魔女」と出しました。

ドイツ語版
https://www.youtube.com/watch?v=-EnTieIdFUQ


この作品をTwitterで紹介した所、かなりの反響を戴きました。

キャラクター的に、日本人ウケするのですね。

予想はしてましたよ。

「魔女っ子」(魔法少女)、「カラスの相棒」、
「髪の毛が箒の穂体や鳥の翼みたいになる」という風に、
いろいろとツボなんですね。

しかも、原作者のオトフリート・プロイスラー(Otfried Preußler)
によるデザインは大して可愛く無いのですけど、
ズデニェク・スメタナによるデザインは、
永井豪の漫画「ドロロンえん魔くん」
辺りに出しても違和感無い様な(?)魅力的なデザイン。

デザイン力に優れていると思います。

箒に乗っている場面なんかも、
こうすれば魅力が引き立つと分かってるのではないかと思いました。
(上に貼った映像の一場面です↓)
Malá čarodějnice 2.jpg


勿論、日本人ウケを狙ったわけでは無いのでしょうけれど。

詳細は、2014年1月23日の記事をご覧くださいませ。





クブラとクバ・クビクラ
Kubula a Kuba Kubikula
上の言葉をメモ用紙にメモしていたのですが、
何を意味するのか全然憶えていなかったので、
この言葉を検索してみたところ、
ズデニェク・スメタナの手掛けたアニメーションがヒットしました。

Kubula a Kuba Kubikula - Knihy Dobrovský
Kubula a Kuba Kubikula Zdeněk Smetana.jpg


監督(Režie):ズデニェク・スメタナ
原作(Předloha):ヴラジスラフ・ヴァンチュラ(Vladislav Vančura)
脚本(Scénář):マリエ・クシャイトヴァー(Marie Kšajtová)
撮影(Kamera):ミロスラフ・シュパーラ(Miloslav Špála)
音楽(Hudba):ヤロスラフ・ツェルバ(Jaroslav Celba)
語り(Hrají):ペトル・ハニチネツ(Petr Haničinec)
Kubula a Kuba Kubikula - Wikipedia Čeština
Kubula a Kuba Kubikula (TV seriál) - Česko-Slovenská filmová databáze

https://www.youtube.com/watch?v=jlZoND5Nmlk


クマのクブラと熊使いのクバ・クビクラの冒険。

小熊のクブラが可愛いっす!!

テレビアニメーションで、7話が作られ、
一話につき大体7〜8分だそうです。

1986年という情報と、1988年という情報があるのですが、
大体その辺りに制作され、放映されたのでしょう。

元々は、作家、劇作家、映画監督、元医師である、
ヴラジスラフ・ヴァンチュラの短編小説(1931年)で、
「もぐらのクルテク」で知られるズデニェク・ミレル(Zdeněk Miler)
によって絵本化もされています。
Kubula a Kuba Kubikula - Zdeněk Miler, Vladislav Vančura - Knihy - Heureka
Kubula a Kuba Kubikula Zdeněk  Miler.jpg


日本でよく知られているのは、ズデニェク・ミレルによる絵本版の方で、
ズデニェク・スメタナによるアニメ版は余り知られていない様です。

また、ズデニェク・ミレルは、1955年に制作された、
16分の短編カラーアニメーション版にも関わっているそうです。
Kubula a Kuba Kubikula - Česko-Slovenská filmová databáze
Kubula a Kuba Kubikula 1955.jpg


監督ではなく、美術として携わった様です。
(監督は、ヤン・カルパシュ Jan Karpaš)

しかし、ネット上にこの作品の情報がほんの僅かしか出ていません。

因みに、ミレル版のアニメーションは、2004年10月16日に、
日本で上映されているそうです。
クマのクブラとクバ・クビクラ - 映画.com

何という題名の上映会だったのかまでは不明です。





スクシーテクのラツォヘイルについて
O skřítku Racochejlovi

O skřítku Racochejlovi - Gorila.sk
O skřítku Racochejlovi 1.jpg


監督(Režie):イジー・P・ミシュカ(Jiří P. Miška)
音楽(Hudba):カレル・ヴァーグネル(Karel Vágner)
語り(Hrají):イジナ・ボフダロヴァー(Jiřina Bohdalová)
O skřítku Racochejlovi (TV seriál) - Česko-Slovenská filmová databáze

https://www.youtube.com/watch?v=YV9ICh1QuKU


妖精ラツォヘイル(Racochejl)の冒険。

体の大きさは、ネズミと同じくらい。

26話が作られ、1997年頃に放映されたそうです。

声が、ちょっと大山のぶ代さん演じるドラえもんっぽいですね。

ズデニェク・スメタナは、
この作品ではキャラクターデザインをしておりますが、
監督までは務めていないようです。

当時、年齢的にも70歳を超えていましたが、
これだけのデザインがまだできたわけです。

因みに「スクシーテク」(Skřítek)とは何ぞや?

Wikipediaによれば、西スラヴの民間伝承の妖精、
東スラヴのジェデク(Dědek)ドモヴォーイ(Domovoj)
(スラヴ人の家を護る精)だそうです。
Skřítek (mytologie) - Wikipedia Čeština

私はコレを見て、昔のアニメ「冒険コロボックル」を思い出しました。
https://www.youtube.com/watch?v=lvSCBVhqGHU


*:.。☆..。冒険コロボックル*:.。☆..。 - ☆★だって女の子だもん★☆
冒険コロボックル.jpg


因みに、2005年に「スクシーテク」という実写映画が制作され、
2007年に、日本の「チェコ映画祭 in yokohama」で上映されたそうです。
チェコ映画祭|スクシーテク

新宿の四谷に「だあしゑんか」というチェコ料理店があるそうで、
2008年の大晦日にそこでこの映画が上映されたそうです。
年越しイベント - だあしゑんか
Skřítek 2005.jpg


https://www.youtube.com/watch?v=Okmz2Fk2Uq4


というわけで、まだまだあるのですが、
記事が長くなり過ぎるので、ここまでにしておきましょう。

《転載終了》
posted by Satos72 | ┌ チェコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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