2015年05月07日

善良な兵士シュヴェイク:アニメ版(Пригоди бравого вояка Швейка)

http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11764883919.html
2015年2月28日

《転載開始》
Пригоди бравого вояка Швейка 2009.jpg


ロシア語題:Похождения бравого солдата Швейка
英語題:The Good Soldier Shweik

予告編(Trailer)
https://www.youtube.com/watch?v=MDzLFLDYuyE


【監督】(Режисер)
ロバート・クロンビー(Robert Crombie)
マヌック・デポヤン(Манук Депоян) - Wikipediaウクライナ語版情報
リナット・ガズィーゾフ(Ринат Газизов) - IMDb Wikipediaチェコ語版情報

【脚本】(Сценарист)
ロバート・クロンビー

【制作会社】(Кінокомпанія)
ヤルタ映画(Ялта-Фільм)
クロンビー映画(Crombie Film)

【時間】
77分 - IMDb
74分 - Wikipediaチェコ語版情報

【公開】
2009年11月4日(ウクライナ)

【資料】
Пригоди бравого вояка Швейка (мультфільм) - Wikipedia Українська
Dobrý voják Švejk (film, 2009) - Wikipedia Čeština
The Good Soldier Shweik - IMDb

イギリスとウクライナの長編アニメーションです。

私は最初、このアニメーションの存在を知った時、
エストニア語版の映像で知ったために、
てっきりエストニアのアニメーションだと誤解してしまいましたが、
後からウクライナのアニメーションである事を確認しました。

原作は、チェコの作家、
ヤロスラフ・ハシェク(Jaroslav Hašek, 1883-1923)の、
「善良な兵士シュヴェイク」(Dobrý voják Švejk)です。

同小説の内容についてですが、
オーストリアの皇帝へ忠誠を尽くす振りをしながら、
実は逆の事を考えていて、上司の命令をさりげなく拒絶したり、
あるときは、逆に忠実過ぎるくらいに命令を遂行する事によって、
チェコを支配するオーストリア支配層の無能振りを明らかにし、
戦争の愚かさを糾弾する諷刺的な内容だそうです。

お人よしの愚鈍の様に見えて、実は機知に富んだ食わせ者という。
http://www.t3.rim.or.jp/~miukun/tyere22.htm

チェコは、第一次世界大戦当時、
オーストリア・ハンガリー帝国を構成する一地方に過ぎなかったため、
チェコ人は戦争に駆り出されたというわけですね。

この戦争が終って、オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊後、
チェコスロヴァキア共和国の独立が宣言されたというわけです。

「善良な兵士シュヴェイク」は、チェコでは有名な物語だそうで、
映画化も、私が確認しただけでも4作もあるらしいのを確認できました。
(今回紹介のアニメーション作品を除いて)
Dobrý voják Švejk - Wikipedia Čeština

1926年、1931年、1954年、1956年とありますが、その中の、
1954年のものは、イジー・トルンカ(Jiří Trnka)と、
ボフスラフ・シュラーメク(Bohuslav Šrámek)が監督した、
人形ストップモーションアニメーションです。
http://www.fdb.cz/film/dobry-vojak-svejk/86308

Dobrý voják Švejk 1954.jpg


原作者のハシェクの人生模様も、中々興味深いものがあります。
ヤロスラフ・ハシェク - Wikipedia





「Wikipediaウクライナ語版」によると、監督を務めたのは2人いるそうで、
その内の1人は、イギリス人のロバート・クロンビーという方です。

他にはどんな作品を手掛けているのか、余り情報が出てこないのですが、
「アサシンズ・ラン」(Assassin's Run, 2013年)という作品がある様です。
http://boom-movies.org/movies/assassins-run/





もう1人の監督である、マヌック・デポヤンは、
名前からしてアルメニア人っぽいのですが、
映画情報サイト「IMDb」によると、
「山の宝石」(Гора самоцветов, 2006年)や、
「悪童」(Нехороший мальчик, 2003年)などの、
ロシアのテレビアニメの制作にも携わっているそうです。
Manuk Depoyan - IMDb

アルメニア系ロシア人でしょうか?





「IMDb」と「Wikipediaチェコ語版」の情報によると、
監督を手掛けたのは、クロンビーと、
リナット・ガズィーゾフ(Ринат Газизов)となっており、
「Wikipediaウクライナ語版」とは内容にズレがあります。

ガズィーゾフは、幾つのものアニメーション制作に携わっている様ですが、
日本でも一部で知られている、
「マーシャと熊」(Маша и Медведь, 2009年〜)
のスピンオフ作品である、
「マーシャの物語」(Машины сказки, 2012年)
の監督も務めているそうです。
マーシャと熊 - Wikipedia
Машины сказки - MyKlad.net

https://www.youtube.com/watch?v=Z7x4q1--bYk






情報内容のズレと言えば、
「2008年」だという情報と、「2009年」だという情報の違いもあります。

制作年が2008年で、公開年が2009年ということ?

11月の公開なので、そんなに間が開くのはおかしいと思うのですが・・・。

元の公開予定年が2008年だったけど、
延期して2009年の公開になってしまったという事でしょうか?





話は変わって、ここ最近のウクライナの情勢を見てみましょう。

ウクライナ停戦で合意、4カ国首脳会談 - CNN

ウクライナ停戦合意で知っておくべき5つのこと - WSJ

ウクライナ東部で重火器撤去開始、停戦順守へ - Reuters

ウクライナ東部停戦、重火器撤去進む ガス問題が再燃 - CNN

「停戦」とは言うものの、取り敢えず「一旦は」、という感じで、
何かの切っ掛けがあれば、また勃発となるのでしょうか?

何だか、先行きがよく見えません。

完全な平和になると良いのですが・・・。

100年前の状況と何だか似ているのではないか?みたいな話も・・・。

シュヴェイクの物語も、第一次世界大戦の時代が舞台です。

奇遇といえば奇遇ですが。

「ドネツク」もかなり大変でしたね。

ドネツクには、
『シャフタール・ドネーツィク』
ФК ≪Шахтар≫ Донецьк
というサッカークラブがあるのですが、現状はどうなっているのでしょうか?

恐らく、サッカーどころではないですよね。

私は、シャフタール・ドネツクの、モグラのマスコットがお気に入りなのですが、
チェコのアニメーション「クルテク」(Krtek)のもぐらに何だか似ています。

ФК ≪Шахтар≫ Донецьк 2.jpg


意識したのかどうかは不明ですが。

詳細はコチラを↓
ウクライナのサッカークラブ『シャフタール・ドネーツィク』のマスコット



【記事更新:2015年3月2日】
一部の記事、修正と追記。
イジー・トルンカの「善良な兵士シュヴェイク」(1954年)の画像追加。
「マーシャの物語」の動画貼り付け。

《転載終了》

おまけ:その1
アニメ版『善良な兵士シュヴェイク』チェコ版ポスター
Dobrý voják Švejk 2009.jpg


おまけ:その2
『シャフタール・ドネーツィク』のマスコットの縫いぐるみ↓
ФК ≪Шахтар≫ Донецьк 1.jpg


ウクライナ情勢がとっても心配です・・・。

ФКシャフタール・ドネーツィク(FCシャフタール・ドネツク)
ФК ≪Шахтар≫ Донецьк(FC Shakhtar Donetsk)
の現在の様子はどうなっているのでしょうか?

2014年のロシアとの紛争で
ホームスタジアムがあるドネツィクが紛争中なので
ホームスタジアムを臨時でアリーナ・リヴィウに移転した。

FCシャフタール・ドネツク - Wikipedia


サッカーのウクライナ・プレミアリーグ、シャフタル・ドネツクが、
本拠地を東部ドネツクから首都キエフに移し、
欧州チャンピオンズリーグ(CL)の試合や
国内試合の開催を西部リビウの会場に変更する。

サッカーチーム「シャフタール・ドネツク」が本拠地をキエフに移転


今のドネツク市は、
ロシアの支援を受けた分離主義者が占領しており、
スタジアムも荒廃しているようです。
チームは、キエフに移転しており、キエフで試合を行っています。

これまでは多額の予算で良い選手を掻き集めていましたが、
現在の情勢でオーナーがかなりの損失を蒙っており、
予算がどこまで持つか、厳しいところです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12143123047


ドネツクの現状はとても厳しい模様のようで、
シャフタール・ドネツクに関してもそれなりに大変な様ですが、
取り敢えずは移転するなどして何とか無事な様です。

ウクライナ情勢に関して、メディアの報じる内容と、
実際の内容とが異なるという指摘をネット上でよく見たりしますが、
(ロシアばかりを一方的に悪者として報じるのは如何なものか的な)
それはともかく、ドネツクに平和が訪れる事を願っています。
posted by Satos72 | └ ウクライナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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